第三回収蔵品展ー絵画・彫刻そして本ー

山口瞳、嵐山光三郎、安西水丸、南伸坊

ごあいさつ
 
春もたけなわの候となりました。
日頃より当館の展覧会につきましては皆様に御協力をいただき感謝申し上げます。
この度「第三回収蔵品展ー絵画・彫刻そして本ー」を開催することとなりました。
当館の収蔵品は、そのほとんどが国立に居をもちつつ様々な方々との関わりの中で収集してきた作品です。今回はその中から絵画、彫刻、俳画の一部を展示いたしました。
又、当館は設立時より、その目的を地域の皆様の集まる場としても利用していただけるよう第二展示室に自然木で作られた机と椅子を置き、本棚を設けました。
国立ゆかりの作家である山口瞳、嵐山光三郎の著作をはじめ、私共の活動の中で自ずと集まった本でございますが、作品鑑賞後の皆様のくつろぎと交流の一助になれば幸いです。

 ザ・サトウ 明窓浄机館館長 佐藤収一

◆山口 瞳 略歴
大正15年1月19日~平成7年8月30日・作家

昭和19年、第一早稲田高等学校に入学するも勤労動員にかりだされ、終戦を迎える。
昭和21年、新しく設立された鎌倉大学校に入学、同24年卒業、この間に吉野秀雄(歌人)、高見順(作家)、高橋義孝(ドイツ文学者)を識る。同25年國學院大學文学部日本文学科に入学。在学中、奥野健男(評論家)、池島新平(文芸春秋)、扇谷正造(週刊朝日)、を識る。同29年卒業後、河出書房に入社。「知性」の編集者となる。この頃、伊丹十三(俳優)、田沼武能(写真家)、吉行惇之介(作家)を識る。
昭和33年、開高健の推薦で「寿屋」(のちのサントリー)に入社。「洋酒天国」を編集。同38年1月、『江分利満氏の優雅な生活』で直木賞を受賞。同年12月『週刊新潮』で「男性自身」の第1回連載が始まる。(亡くなるまで1614回続く)。同39年、サントリーを退社。国立に転居。
その後、多くの小説、エッセイの著作を成す。『居酒屋兆治』、『血族』、『湖沼学入門』等々。

◆嵐山光三郎 略歴
昭和17年1月10日生まれ

作家、編集者、エッセイスト、絵本作家
昭和40年、國學院大学文学部卒。専攻は中世文学。平凡社に入社。『別冊太陽』、『太陽』編集長。昭和56年平凡社を数名で退社し青人社を設立。
この頃雑誌『宝島』に連載された“チューサン階級の友”が人気を博し、以後今日まで多数の雑誌にエッセイを発表。又、料理や食べ歩きに関する本、文学者を新しい視点でとらえた著作「文人悪食」「文人暴食」等多数の単行本が刊行されている。
昭和63年、『素人包丁記』で第4回講談社エッセイ賞、平成12年『芭蕉の誘惑』で第9回JTB紀行文学大賞、平成18年『悪徳芭蕉』で第34回泉鏡花文学賞、同19年、同本で第58回読売文学賞受賞。
作家・芸術家の赤瀬川源平、イラストレーター安西水丸、南伸坊、渡辺和博などとは編集者時代からの友人である。現在「週刊朝日」に「コンセント抜いたか」でリズムカルな語り口でエッセイを連載中。
平成24年日本文藝家協会理事。

◆安西水丸 略歴
昭和17年7月22日~平成26年3月19日

イラストレーター、エッセイスト、作家、漫画家、絵本作家
昭和40年、日本大学芸術学部美術学科造形コースを卒業。電通にアートディレクターとして入社。同44年、同社を退職し渡米。現地でADアソシエイツ(ニューヨークのデザインスタジオ)に就職。同46年帰国して平凡社のアートディレクターとなり、そこで『太陽』の編集者であった嵐山光三郎と出会いイラストレーターに転向する。又、漫画雑誌『ガロ』に多数の漫画を発表。同56年、安西水丸事務所を設立する。エッセイ集『青インクの東京地図』を刊行。以降、イラストの他エッセイ、小説を多数発表する。小説の代表作に「メランコリーララバイ」、「バードの妹」、「アマリリス」など。村上春樹との親交が深く、村上作品の表紙、挿絵、共著も多い。
東京イラストレーターズ・ソサエティー理事長。

◆南伸坊 略歴
昭和22年6月30日生まれ

編集者、イラストレーター、エッセイスト、漫画家
都立工芸高等学校デザイン科卒業後、前衛芸術家、赤瀬川源平の「絵・文字工房」で学ぶ。昭和47年、のちに「路上観察会」を提唱した赤瀬川源平と共に、初の「トマソン」(不動産に付属しながらあたかも展示しているかのように美しく保存された無用の長物)である純粋階段を四谷で発見する。同年、青林堂に入社。漫画雑誌『ガロ』の編集長となり面白主義を打ち出す。同54年退職した後、エッセイを独自の文体で発表する。
その文体は同時代の嵐山光三郎、椎名誠らと共に「昭和軽薄体」と呼ばれた。丸刈りでおむずび頭の自画像で知られる。
平成10年、第29回講談社出版文化賞ブックデザイン賞受賞。
平成16年、第4回京都水無月大賞受賞。

店舗情報

開催日・期間
4月10日(月曜日)~7月29日(土曜日)
開催時間
10:00~17:00
日程・時間付記
定休日:日曜、祝祭日
開催場所
明窓浄机館(国立中2丁目4−3)
料金
100円
主催
明窓浄机館
お問い合わせ先
明窓浄机館
TEL: 042-576-0561(株式会社サトウ総務部)