第5回くにたち写真コンテスト 結果発表!

総評

早いものです。おかげさまでこのコンテストも5回目を迎えることができました。応募し続けていただいた皆さんと関係者のご尽力、ご協力に心より感謝申し上げます。
さて、今回の上位入賞作品には、撮影時の感動がストレートに伝わってくる作品が多く選ばれました。特に、レンズの特性を活かした画面構成、対比やリズム感を出したり、温かいまなざしで写したものなど、努力のあとが見られました。
さて、次回に向けて、伝統行事や自然、風物などと共に、人物をもっと撮ってみませんか。人間ほど面白い被写体はありません。いつもカメラを持ち歩き、“兎に角たくさん撮る”ことを心がけて下さい。
“感動を表現したい”という熱意をもち、私たちの市内を注視すれば、きっと素晴らしい作品が生まれるものと思います。
皆さんのたくさんの力作によって、次回が更に、質量ともに豊かで魅力あるコンテストに発展するように願っています。

審査委員長
写真家 小林定之
2018.12.9

 

「弾ける炎」大熊勝
(国立市観光まちづくり協会賞)

勢いよく吹き上げる火炎と白煙。林立するシノ竹が美しい。棒先の団子もリズム感があって面白い。下方に、人物の頭部だけをいれたのも効果的。小正月のどんど焼きを見事に表現した秀作です。(寸評: 審査委員長 写真家 小林定之)

「万燈大空に舞う」清水慎
(国立市長賞)

浴衣を着た男が力を込めて万燈を操る。青空の下、大輪の花が画面いっぱいに開いて実に華やかな作品です。広角レンズをうまく活かし、ローアングルから写したので臨場感が出ました。(寸評: 審査委員長 写真家 小林定之)

「月の光に」飯塚留美子
(公益財団法人くにたち文化・スポーツ振興財団賞)

闇夜に光るドーム。中にはピアノを弾く女性が・・・ スポットライトが創った円形の地面と真っ白に輝く楼の花・・・。これは別世界か?と思わせるような素晴らしい作品です。(寸評: 審査委員長 写真家 小林定之)

「帽子屋さんの前で」榎戸征治
(国立市商工会賞)

ショウウインドに並ぶ個性的な帽子。その前をお揃いの白い帽子で歩く子どもたち。両者の対比がうまい。ランドセルに手をかけて行儀よく通学する様子も微笑ましい。センスの良い着想に拍手。(寸評: 審査委員長 写真家 小林定之)

「群鶏図」今玉利修司
(国立市商業協同組合賞)   

首から上が真っ赤な鶏が群がっている。雄たけび、餌探し、凝視など、数羽の動きを一瞬にして見事に活写。右方向に伸びた梅枝と花も美しく、豪華な屏風絵のような風格のある作品です。(寸評: 審査委員長 写真家 小林定之)

「燃え上がる大庭燎」設楽誠一
(国立商工振興株式会社賞)

バチバチと火の粉をまきちらしながら、天を突く灼熱の火柱。地面や周囲の樹々をも赤く染め悪病を焼き尽くす。厄除けの神事をダイナミックに捉えた作品です。背景の森、後方の人物も適切。(寸評: 審査委員長 写真家 小林定之)

「新緑は子供達を森の妖精に変える」鈴木忠良
(東京多摩青果株式会社賞)

赤や青の帽子を被って緑道で遊ぶ子供たち。ベンチでくつろぐ母親。それぞれの佇まいが活きている。新緑が水面にも映って爽やかな作品です。画面中央、歩いて行く子どもの後ろ姿も印象的。(寸評: 審査委員長 写真家 小林定之)

「感極まる」村田朋子
(多摩信用金庫賞)

みんなで力を合わせて育てた麦。淡い緑の穂が美しい。ぬいぐるみの熊さんも嬉しそうだ。三角帽子を被ったような背景の建物も風景に調和している。作者の優しいまなざしが伝わってくる作品です。(寸評: 審査委員長 写真家 小林定之)

「初秋の朝のコーヒータイム」阿部吉宗
(国立歩記賞)

シルクハットを被った男がコーヒーを淹れている。穏やかな顔、自然な手さばき。とてもくつろいだ雰囲気が出ています。柔らかい光を良く見ながら彫刻から受けた気持ちを素直に写した作品です。(寸評: 審査委員長 写真家 小林定之)

「足跡」堀江澄信
(国立歩記賞)

淡雪の歩道に、くっきりとリズミカルに続く足跡。降り続く雪がそれを少しずつ消していく・・・ S字カーブをうまく利用したので詩情のある作品になりました。作者の繊細な視点が伝わってきます。(寸評: 審査委員長 写真家 小林定之)

「仲よし」本多忠雄
(国立歩記賞)

仲よし姉妹がピアノを弾いている。左側の子の鍵盤に触れた手が可愛い。リズム感のある三角形の骨組みが心地よい。天空をゆく飛行体の操縦席を見ているような不思議な雰囲気がある作品です。(寸評: 審査委員長 写真家 小林定之)

 

佳作

「なないろのはし(虹)」菊田恵美子

「散歩道」諸井政通

「桜散る中で写生」末永皓

「私も穫れたよ!」佐伯元行

「ゴリラくん、あ・そ・ぼ」和賀一

「高嶺の花」藤原直人

「鶏鳴」田中実

「夏の日の少年たち」渡辺静佳

「石井亮一・筆子記念館(本館)前の桜」吉村庄司

「西日に照らされて」飯野裕大

なお、市内巡回展の予定は下記の通りです。
12月21日~1月21日 商業協同組合ロビー
1月23日~2月5日 市役所ロビー
2月6日~20日 国立駅前くにたち・こくぶんじ市民プラザ
2月21日~3月7日 南区公会堂
以降も数カ所を調整中です。