矢川上公園の花々(秋)

矢川上公園の花々(秋)

ムクゲ(一重) ムクゲ(一重) 韓国の国章に使われている花です。花弁は大人の手のひらほどに広がり、蕊柱がまっすぐ屹立。とても美しい形をしています。一般的な花期は7~10月。国立では今が見ごろです(8月7日現在)。
ムクゲ(八重) ムクゲ(八重) こちらのムクゲは八重咲きの品種。
ミズヒキソウ ミズヒキソウ 直径2~3ミリ程度の茎が、ヒョロヒョロと伸びる植物です。その姿形が、のし袋にかける水引に似ていることから名づけられました。茎の節々で、まるで芽のように見えるのが花びらです。公園北西の日陰にひっそり咲いています。一般的な花期は8~10月。国立では今が見ごろです(8月7日現在)。
イヌタデ イヌタデ 枝先に紅色の小粒が密集しています。小粒の正体はつぼみ。小さくてかわいらしい花が、鈴なりになって咲きます。イヌタデの別名は「アカマンマ」と言いますが、たしかに見た目は赤い稲穂のように見えます。実際に食用にもなるようで、和えものや炒めもの、煮物、揚げもので食べられるそうです。一般的な花期は6~10月で、国立では今が見ごろ(9月17日現在)。
タマスダレ タマスダレ 漢字で書くと「玉簾」。玉のように美しい花と、簾のように茂る葉を現している名前です。純白の花びらが、折れたり曲がったりすることなく、ピシっと羽を広げ、凛としたたたたずまい。一般的な花期は6~10月で、国立では今が見ごろです(9月17日現在)。
エンゼルトランペット エンゼルトランペット 名前が神々しく美しいです。色はさまざまありますが、矢川上公園では黄色と白のエンゼルトランペットが見られます。花があまりに大きすぎて、まるでキュウリのように垂れ下がってしまっています。触ったり食べたりしちゃいけません。アルカロイドという毒を持っています。天使の楽器なのにね。一般的な花期は6~11月で、国立では今が見ごろです(9月17日現在)。
ニラ ニラ 香り強い野菜の一種、レバニラやチヂミに必要不可欠なニラ。ベータ・カロチンや、ビタミンA、ビタミンC、ミネラルといった栄養素豊富で、漢方としては胃腸によく効くんだとか。ニラが咲かせる花は、こんなに小さくて、可憐でした。一般的な花期は8~10月で、国立では今が見ごろです(9月17日現在)。
ヒガンバナ ヒガンバナ 彼岸花あるいは曼珠沙華と呼ばれる、9月を代表する花。何ともゴージャスな姿。思わず見入ってしまいます。でもこれもアルカロイドを含む植物。食べると吐き気、下痢を引き起こします。ひどいときには中枢神経が麻痺して死にいたるというから恐ろしい。絶対食べてはいけません。見て楽しむだけに止めましょう。一般的な花期は9月中旬で、国立では今が見ごろです(9月17日現在)。
ハギ ハギ 以前、夏萩を紹介しましたが、一般的には萩といえば秋。「秋の七草」の一種ですね。吸い込まれるような紫系のモノトーンが美しい。
ムラサキシキブ ムラサキシキブ(実) これも以前紹介した紫式部です。小さなかわいらしい紫の花が、こんなにたくさん実りをつけました。
ヤブラン ヤブラン 写真を見てください。生い茂る藪の中に花が咲いているみたいでしょう? だからヤブランなんだとか(その藪はヤブラン自身の葉ですけど)。別名リリオペ。こちらの呼び名のほうがかわいらしいですね。一般的な花期は8~10月で、国立では今が見ごろです(10月14日現在)。
クジャクソウ クジャクソウ 主に公園の西側でクジャクソウのお花畑が見事でした。2~3センチくらいの花の小ささ、花弁もピシッ、色も純白、群生可能。夢見るお花畑の要素としてはピッタリではないでしょうか。ほかにもピンクだったり八重だったり、いろいろな色形のクジャクソウがあるようです。一般的な花期は9~11月で、国立では今が見ごろです(10月14日現在)。
キンモクセイ キンモクセイ キンモクセイ(金木犀)はモクセイ科モクセイ属の一種。桂花とも呼ばれ、中国の桂花陳酒で有名です。キンモクセイは角が取れた、まあるい星型の花を群生させます。直径約1センチの花弁は一見するとロウか粘土かプラスチックのような質感ですが、キンモクセイ独特のあの強い香り(いわゆるトイレの芳香剤)はここから出ています。一般的な花期は9月~10月で、国立では今がラストスパート(10月14日現在)。
ホトトギス ホトトギス ピシッと広がる6枚花弁の、ムラサキのヒョウ柄ペイントがカッコイイですねー。漢字だと「杜鵑草」と書くホトトギス。花のサイズは3~5センチくらいと意外と小さく、かわいらしい感じを受けます。咲いたら4日間しかもたないそうです。一般的な花期は9月下旬~10月中旬で、国立では今がラストスパート(10月14日現在)。
ヒイラギ ヒイラギ ギザギザとがって硬い葉っぱのヒイラギは、魔除けに使われる植物。節分には大豆の枝・イワシのかしらと一緒に玄関に飾ります。ところが花は普段の頑健なイメージとは程遠い、真っ白で小ぶりな可憐さでした。ちなみにキンモクセイと同じモクセイ科モクセイ属です。一般的な花期は11~12月。国立では今が見ごろです(10月14日現在)。
提供: 矢川上公園協力会