第12回谷保天満宮書道展

2月24日~3月3日、谷保天満宮社務所2階と参集殿にて、第12回谷保天満宮書道展が開催されました。健やかな心身の向上と書の道の発展をお祈りする書道展です。最終日には、席上揮毫や表彰式が行われました。
席上揮毫は国立市書道連盟の会員さんが一畳ほどの大きさの作品を書き上げます。
まずは、松岡伯琴さん。力強い筆跡ですが、あっという間に仕上げていきます。
『相』と『知』ー相手のことを思いやり、相手のことを知る。
円滑なコミュニケーションにはキーワードとなる漢字です。
毎回、心を込めて墨を磨っています。同じように墨を磨っても、その日の天候や紙との相性などによって出来上がりは変わってきます、と松岡さん。

 

 

次は、岡野玲子さん。『花遊戯』と、福山雅治さんの歌った桜坂の歌詞『揺れる木漏れ日 薫る桜坂 悲しみに似た 薄紅色』。
「日本の美しい言葉、詩や俳句・随筆といった日常私たちが使う文学の中での感動した言葉を書にしましょう」「分かりやすく読みやすい文字を使いましょう」といった誰もが親しむ書をめざす創玄書道会の会員さんです。揺れる木漏れ日・・・には揺れる感じが、というように岡野さんの気持ちが表現されています。

 

大勢のギャラリーがお二人の鮮やかな筆さばきに魅了されたひとときでした。