Cafe Dining hito-iki(カフェダイニング ヒトイキ)
国立駅から徒歩20分、谷保駅から徒歩7分ほど歩いた大学通り沿い、生豆焙煎専門店の豆を使ったコーヒーと日替わりの料理が味わえるヒトイキ。
ご実家がコーヒー豆の販売をしていたので、幼いころからコーヒーに慣れ親しんできたという店主の佐藤亮さん。
「コーヒーのおいしさには豆の鮮度と特徴を生かした焙煎が重要なんです」
そう言って出してくれたコーヒーは、すっきりとしていて雑味がなく、コーヒー本来のおいしさがストレートに伝わってきました。
「朝のコーヒーは香りが一番。グイッと飲めるようなブレンドにしています。昼は食べながら飲んでも、食後に飲んでもしっかり感じるような味わいに。それでいて食事の邪魔はしないように意識しています。夜はコクがあるものを。落ち着いて少しずつ飲めるようなものにしています」と佐藤さん。
時間帯によってブレンドや淹れ方を変えるこだわりに、コーヒーへの愛が感じられます。
食事はフレンチトーストと日替わりのモーニングとランチ、そして夜は決まったメニューがなく、食べたいものをオーダーするというスタイル!
日替わりメニューは定食やパスタなど幅広いジャンルが楽しめます。
夜に決まったメニューがないのはさぞ大変では?と思いますが
「いろいろなものを作るのが好きなので、メニューが決まっていないほうが楽しいです。食べたいものをオーダーしてください。ここで作れるものなら何でもやります」と佐藤さんの頼もしい言葉。
この日のランチは春らしいさわやかな味わいの、菜の花のパスタ。セットのサラダと、スープにも野菜がたっぷり入っていました。
黒板に書かれた食材が本日のラインナップ。季節の野菜と肉や魚も豊富に取り揃えています。
一人鍋や、ご家族で来店してそれぞれ違うジャンルのものをオーダーするようなケースもあるんだとか。
食事以外にも、コーヒーのお供にぴったりのスイーツや焼き菓子も手作り。
朝7時半からの営業中、仕込みやお菓子作りと接客もすべてひとりでこなすオールラウンダーの佐藤さん。
高校生の頃にいつかお店を持つことを志してから、和食、フレンチ、洋菓子の修行を積んできたと言います。
「コーヒーを出すことだけは決めていて、どんなお店を持つにしても何でもできた方がいいと思ったので、計画的に習得しました」というから驚きです。
料理の技術と店舗経営のノウハウを実践しながら学び、35歳でお店をオープンするという目標を持っていたそうです。
洋菓子はおぼえることが多く、修行に7年かかったと言います。それでもほぼ計画通りに、店舗を構える準備ができたという実行力!
若くして将来をしっかり見据え、着実に歩んできた誠実さがコーヒーや料理にも表れているようです。
家のようなくつろげる雰囲気をイメージしたという店内。お店のコンセプト通り、まちの人たちの生活の一部になるような、一息つける場所。
人通りは多くないけれど、ガラス張りで明るく中が見通せることがこの場所にした決め手だったと言います。
「このまちに住んでいてよかったと思える要素の一つになれたらうれしいです」
コーヒーと料理好きの店主のまごころが感じられるお店、ヒトイキ。ゆったりのんびりと、おいしいものに癒されにいってみてください。
- 店舗所在地
- 〒186-0003 東京都国立市富士見台1丁目1−13
- 営業時間
- 7時30分~22時00分
- 休業日
- 日曜日と月1回の不定休日あり
- ウェブサイト
- https://www.instagram.com/00rs68/