アートのまちを歩く with MusiA | Vol.3 画廊 岳
こんにちは!MusiA(ミュージア)の池田です^^*
今回は旭通りからミニストップのある角を少し東へ入ったところにある、画廊 岳を訪ねました。
画廊 岳は国立で一番古いギャラリーです。
「創業は1980年の秋で、今年で31年目になります。当時は中央線で国立だけギャラリーが一軒もなかった。こんな素敵なまちになぜギャラリーがないのか!と思い、創業しました。」とオーナーの佐野佳世さん。
国立はどんなまちだと思いますか?という質問に、「芸術的なものが似合うまち。」と即答されました。
一橋大学や今は移転した国立音楽大学の存在から、文化的な土壌が培われたまち。そして大学通りの美しい風景。
「文化の薫るまち・国立を若い人と育てていきたい。」――そう思いを語ってくださいました。
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店名は、一橋大学元学長の佐野善作さんに由来します。
「佐野善作は書に秀でていて、その号が岳南と言います。そこから一字いただいて。」
「タケ」さんですか?と言われたりもするそうですが、「ガク」と読むのが正解です。
私には、一橋大学が国立に移転してきたときの学長・佐野善作さんが、国立を、そして文化を大切にしたその思いを引き継いでいるように感じられました。
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最後に、仕事のやりがいを尋ねてみました。
「経営はとても大変だけど、まるで作家の先生方の分身のような、精魂込めた作品の中にいるというのを楽しみながらやっています。」
佐野佳世さんは海外経験が豊富でいらっしゃいます。「外国ではアートが身近な存在なんです。」
芸術をもっと身近に感じてもらいたい。学生も、市民の方も、気軽にギャラリーに訪れてほしい。
そういった言葉は、佐野佳世さんが日頃から芸術の力を感じているからこそ出てきたのかもしれません。
みなさんもちょっと素敵に国立のギャラリー巡りなどしてみてはどうでしょうか?
■SHOPDATA
画廊 岳
〒186-0002
東京都国立市東1-14-17
℡ 042-576-9909
営業時間 11:00~18:00