![暮らしにアート Vol.5 【暮らし“が”アート 木工作家 イトウタカシさん】](http://art.kunimachi.jp/image/art/art05_001.jpg)
国立のその昔、人が暮らす南部の恵みのもとは、豊富な水。
ハケ(崖線)の湧水と多摩川水系の府中用水が大地をうるおしてきました。
その用水のほとりにあるのが、ワンダーランドのようなイトウさんの工房。
![マンタの照明](http://art.kunimachi.jp/image/art/art05_002.jpg)
谷保にもかつては10カ所以上、米搗きに、生糸生産にと、水車が活躍していた時代があり、工房があるのはそのなかでも最大の、かつて直径5メートルの大水車があった場所なのです。
最初は荒れ果てていた古い家に、少しずつ手をいれ、工房をつくり、花や野菜を育て、谷保の水辺の暮らしを再現。
そのなかから イトウさんの独特な、世界にひとつしかない木工作品が生まれます。
![マンタの照明](http://art.kunimachi.jp/image/art/art05_003.jpg)
「アートは特別なものじゃない」がイトウさんの持論。
「暮らしに必要なものだと思うから。パン屋がパンを作るように、床屋が髪を切るように、僕は木を使って、楽しいものを作っているだけ」
そう、イトウさんの作品が生活の片隅にあると、退屈な日々に、想像の翼が羽ばたいていくような気がするから不思議です。
![鳥の時計](http://art.kunimachi.jp/image/art/art05_004.jpg)
![木と魚の時計](http://art.kunimachi.jp/image/art/art05_005.jpg)
![動物の時計](http://art.kunimachi.jp/image/art/art05_006.jpg)
時計の針は銅でできています。左からサギ、オサカナ、シカ(税込10,000円~)。
![魚拓](http://art.kunimachi.jp/image/art/art05_007.jpg)
![恐竜](http://art.kunimachi.jp/image/art/art05_008.jpg)
![猫の台](http://art.kunimachi.jp/image/art/art05_009.jpg)
![小菅のテーブルとイス](http://art.kunimachi.jp/image/art/art05_010.jpg)
多摩川源流の小菅村の材木を使った
コーヒーテーブルと椅子。
小菅のNPOとのつながりで、
地元の材木を使う試みをしています。