他所の街を訪ねる醍醐味、 それはつまるところ人とのふれあいが持てるか否か?である。
ご当地ソフトの味が今ひとつでも、 それを買う時の会話が記憶に刻まれる事がある。
そんな思い出は多い方が良い。
遠くまで行かずともここ国立で… 雑貨やさんをめぐるワンデートリップをお楽しみ下さい。
クリスマスローズ
国立に開店して19年。
ヨーロッパから直輸入した雑貨はもちろんだが、お店として力を入れているのは手芸用品。
布、ボタン、レース、様々なパーツやモチーフetc…
手作りのための素材を豊富にとり揃えている。
ここ、クリスマスローズは、手作りを楽しむ方々が材料を求めて集まる雑貨やさんです。
商品のご紹介
オーナーの松下さんにお話をうかがいました。
雑貨にも流行があります。最近では北欧テイストが人気ですが、過去にはカントリー雑貨や特定のブランド(スージークーパーやファイヤーキングetc)の注目が高まったり…時代によって売れ筋商品は変わっていきます。 クリスマスローズの開店当時はちょうどカントリーブームの頃。その影響からキッチンアンティークを主に扱っていましたが、ブームが去り、お客様の志向も多種多様となり、それならば好きなものを!と、刺繍(主にクロスステッチ)のもの、や布・レース・ボタンなどの手芸用品を扱うようになりました。 すると、手作りをされる方が材料を探しに来て下さるようになりました。また、国立には多くの作家さんが住んでいらっしゃいます。(帽子、パッチワーク、ベアや人形、アクセサリー…。)皆さまの需要にお応えしたい、という思いもあり、ここ10年程は手芸用品を主力とし、フランスとオランダのバイヤーさんから、定期的に商品を仕入れています。手芸用品の魅力
布・ボタン・レースといった手芸用品は、見ているだけでイメージが膨らみます。また、各々に作られてきた歴史があり、それを知る楽しみもあります。 例えば レースには、ワインと同じく産地があります。「この都市のこの工房でしか作れない」という 技術や、限られた時代にのみ作られた製品もあります。 すでに生産を終了しているもの を探しに来られたる方もあり、 そんな時は可能な限りではありますが探します。 紙製のボタンや麻の糸…、今ではほとんど見かけなくなりました。 稀に第二次世界大戦以前の品物が入荷してくる事があります。自分が生まれる前に遠い異国で作られた物がここ国立に届き出会える…皆さんにも見ていただきたいです。オリジナルの材料セット
テイストの合う素材同士を詰め合わせます。キットではないので何を作るか?は自由。 「セットを作る時間がまた楽しくて楽しくて…。」と松下さん。一律1,000円とお得な価格のため、すぐ売れてしまいますが、またはりきって作ります!まだまだ色々…。
雑貨好きは幼い頃から。
おしゃれにも興味があってananやnonnnoなどの雑誌をよく見ていました。結婚後、主人の転勤によりパリに3年間駐在しました。ヴァンブーの蚤の市に比較的近い場所に住まいがあり、毎週末には主人に子供を預け蚤の市へ!そこで集めた品々がお店の原点となっています。 国立には塾の講師としてアルバイトに通っていました。 大学通りをバスで通いながら 良い街だなと思っていたので、 住まいを構えると同時に近くでお店をオープンする事にしました。始めは「メインストリートに面した場所で、今より狭いスペース」で探していましたが なかなか良い物件にめぐりあえず…、現在の富士見通りを1本入ったこの場所に落ち着きました。人通りはあまり多くない通りですが「手作り仲間から聞いて…」と、遠くからたずねて下さるお客さまもいらっしゃいるようになり、そのおかげもあってここまで続けて来れています。 店名の由来はずばり「クリスマスローズ」というお花が好きだから。わかりやすいでしょ?(笑) 「この業界も年々厳しくなってきて、閉店する仲間のお店さんもありますが、少なくともオリンピックまでは続けます、辞めない!!!(笑)」 キッパリと断言して下さったお言葉が痛快でつい一緒に笑ってしまった…。松下さんとお話していると、明るい笑顔とはっきりした口調に、こちらまで元気に、楽しくなります。流行に流されず一貫して自分の好きな“ヨーロッパのアンティーク”に囲まれ、触れ続けてきたからこその潔さでしょうか?また1人、見習いたい女性に出会えました、ここ国立で。 本年11月にブランコ通りのギャラリーキタガワで展示販売会を開催予定。 日程等はホームページに掲載いたします。ショップ名 | クリスマスローズ | |
住所 | 東京都国立市中1-14-23 ラ、カビナ、デ、アミーチ101 | |
Tel&Fax | 042-574-3528 | |
営業時間 | (平日)12:00-18:00(土日祝) | |
定休日 | 木・日曜日 祝祭日(不定休あり) |