[国立堂]店主・渡部 栄一郎さん

国立市で書画、茶道具、アンティーク時計、カメラなど、古美術の買取・販売、そして鑑定を行っている「国立堂」さん。 1965年ころ創業され、現在の店主・渡部栄一郎さんが「新しいもの好きの」お父さまから引き継ぎ2代目として活躍されています。 渡部さん自身は生粋の国立っこで、「ほかの街を知らないので、そもそも比較はできないのですが、やっぱり国立はいいですね。ちょうどよい街のコンパクトさのおかげか、一体感があります」と穏やかな口調で話されます。 古美術を扱うお仕事をしていると、「同じものがないんです。まさに一期一会の世界。そしてそれが次の人へのバトンタッチとなり、古いものが後世に残ることへの『橋渡し』をしているような醍醐味があります」、渡部さんはそんな「ときめき」を感じるそうです。 そして「古いものには光るデザインセンスがあったり、作りがていねいであったりすることにも気づきますね」とも。 渡部さんは古美術がほんとうに好きだからこそ、こういう言葉が自然と出てくるのだろうな、と垣間みられました。 「大好きな地元・国立への恩返しをしたい」気持ちがある渡部さん。 「最近は若い世代の人たちも、お店を出店することに熱心になっているように感じる」そうで、そういう人たちを応援していきたいとも。 穏やかな笑顔のなかに、情熱を秘めていることが、言葉の端々から感じとることができました。
事業所名 国立堂
オーナーまたは代表者 店主・渡部 栄一郎さん
取扱商品またはサービス内容 古美術買取販売
住所 東京都国立市東2-2-15 国立堂ビル1F・2F
電話番号 042-575-3824
FAX番号 042-575-3824
営業時間 10:00~19:00 (水曜定休)
ホームページ http://kunitachi.shop-info.com/units/36236/kunitachido/
取材・撮影・執筆:長谷川雅典