高倉町珈琲 国立店

国立駅南口から、一ツ橋大学方面へ徒歩約4分。なにげなく歩いていると思わず通りすぎてしまいそうなビルの2階に、ぜひ立ち寄ってみてほしいお店があります。それが「高倉町珈琲 国立店」です。

八王子市の高倉町からはじまった「高倉町珈琲」は、いまや関東だけではなく、北陸や東北など幅広い地域に展開する珈琲ショップチェーン。2015年にオープンした国立店は、毎日のように通う常連さんや、お買い物のついでに休憩する方、友人とのおしゃべりを楽しむ方など、地元の方の憩いの場となっています。

スペースがゆったりと取られたソファ席は、隣の人との距離が適度に保たれ、思わず時間を忘れてしまいそうに。

落ち着きのある店内には、あらゆる場所にビートルズのレコードや装飾があり、BGMもビートルズです。

なぜなら「高倉町珈琲」のコンセプトは、“大人の癒し空間”だから。ビートルズ世代の方が、青春時代を思い出しながらリラックスできる雰囲気がつくられています。

また、店長の安藤さんは、ほとんど毎日のようにお店に立ってお客さんと顔を合わせてコミュニケーションを取っているのだそう。そのため国立店には、チェーン店でありながら“昔ながらの喫茶店”のような温かい空気が漂っています。

そんな雰囲気のせいか、地元の方が国立に遊びに来た友人をもてなす際にこのお店を利用したり、娘さんの初めてのアルバイト先としてご家族が「このお店ならいいよ」と許可したりと、地元の方の生活に根付いているようです。

「地元の方々に“このお店なら安心できる”と思っていただけているのは、誇らしいです」と安藤さんは笑顔で話します。

そんな同店の一番人気メニューが、注文が入ってから一枚一枚丁寧に焼き上げる「特製クリームのリコッタパンケーキ(1,020円)」。美しい白さの生地と、生地を覆うようにとろりとかけられたクリームが印象的です。

生地には脂肪分の少ないリコッタチーズと卵黄を練り込み、焼く直前にメレンゲを混ぜ合わせてふわふわの食感に仕上げているのだそう。しゅわ……っととろけるような食感の生地は甘さ控えめで、チーズの香ばしさが奥からじわっとやってきます。ミルク感がありながらも、あっさりとした特製クリームとの相性は抜群。

見た目はボリューミーですが、意外にも軽い口当たりでペロリと食べられます。

スタッフさんたちは、パンケーキを上手に作れるようになるまで練習を重ねるそうです。美しいパンケーキを作れることは、スタッフさんの間でひとつのステータスになるんだとか。

そしてパンケーキと一緒に飲みたいのは、オリジナルブレンドの「ブレンドコーヒー(480円、ドリンクセットは50円引き)」。ブラジル、コロンビア、メキシコ、隠し味にグアテマラをブレンドしたコーヒーは、甘味と酸味のバランスがよく、香りも華やかです。

また、高倉町珈琲はこだわりのお食事メニューも充実しています。おすすめは、「海老のパングラタンビスクソース仕立て(1,100円)」。クリーミーで香ばしいエビグラタンを使ったパングラタンを、甲殻類のソースで仕上げた一品です。他にも、水耕栽培の野菜を使ったヘルシーなメニューなど、オリジナリティあふれるラインナップです。

友人との集いの場にも、お腹を満たしたいときにも。第二の我が家のように気軽に立ち寄れる「高倉町珈琲 国立店」は、いつでもお客さんを笑顔で出迎えてくれます。

基本情報

店舗所在地
東京都国立市東1-16-17 ポポロショッピングセンター2F
営業時間
7:00~21:00
休業日
無休
TEL
042-843-0930
店舗席数
74席
禁煙・喫煙
禁煙
ウェブサイト
http://takakuramachi-coffee.co.jp/