国立商工振興株式会社は、国立の商工業者のための会社たらんとして設立された会社です。国立の商店主たちが株主となり、国立の地域商店発展のために努力を行いながら、社会的責任(イベントの主催、後援など)のある地域貢献にも尽力しています。
国立市商業協同組合から生まれた会社
昭和37年8月1日、国立商工振興株式会社は、国立市商業協同組合(通称「商協」)の関係会社として誕生しました。 昭和34年当時、公団住宅建設用地を含む27万坪が都市計画整備地区指定されました(今の富士見台団地周辺のことです)。やがてそこに移り住んで来られる大勢のお客さまを対象に大市場を建設して、お客さまの便利と商売の繁栄を目的に、商協では昭和35年、土地取得に動きます。しかしこの土地の売買ほかの行為は、商協の定款に抵触してしまうことが分かりました。そこで商協組合員全員が株主となり国立商工振興株式会社が生まれ、計画の実施に当たったのでした。 ※写真は都市計画整備地区指定された頃(写真協力:くにたち郷土文化館)
国立商工振興株式会社の活動
国立商工振興株式会社は現在、国立駅南口前に4つのテナントビルを所有しています。第1商工振興ビルはドトールコーヒー・銀杏書房の入っているビル、第2商工振興ビルはサンモークさえき・やま芳・郵便局・ミルクトップなどが入っているビル、第3商工振興ビルはメガネスーパーやたい焼き屋が入っているビル、第4商工振興ビルは洋菓子の伊藤屋が入っているビルです。いずれも大学通りに面した好立地になっています。近年は貸しルームも展開しています。手ごろな価格で借りられる料金になっていて、フレキシブルに利用できる空間として、コミュニティールーム事業のスタータールームとしての利用が多いのだとか。 ほかに地域貢献として、商協と共に主催している春の風物詩「花まつり」や、秋の「街角コンサート」といった活動にも貢献しています。
国立商工振興株式会社の略歴
1962年(昭和37年)8月1日 | 国立商工振興株式会社創立総会(国立町多摩信用金庫国立支店において)初代代表取締役 大島金作 |
1967年(昭和42年)1月7日 | 第1商工振興ビル落成式 |
1969年(昭和44年)4月 | 第2商工振興ビル落成 |
2000年(平成12年) | 第3商工振興ビル誕生 |
2003年(平成15年)1月11日 | 駅前ロータリー内チューリップ植栽(初回) |
2003年(平成15年)4月27日 | 第1回花まつり開催 |
2003年(平成15年)11月20日 | 第1回街角コンサート |
2005年(平成17年) | 第4商工振興ビル誕生 |
2011年(平成23年) | 創立50周年 |
国立商工振興株式会社ホームページ:http://www.kssk.jp/
出典:『国立商工振興株式会社 創立から45年のあゆみ-1962~2006-』 国立商工振興株式会社刊行 中央図書館、公民館などで読むことができます。 |