城山さとのいえって?

2015年3月にオープンしたコテージ風の建物「城山さとのいえ」。畑、水路、はらっぱ、雑木林、茅葺屋根の古民家といった里山風景に囲まれて、サイクリングやピクニックでのんびりできるロケーションとなっています。
ここではくにたちの農に関して、インフォメーションの発信やイベントを実施でき、農業体験、地元農家の農産物の直売など、さまざまな催し物が行われます。室内にはキッチンやカフェスペースも備えつけられていて、持ち込みで飲食も可(団体利用、キッチン利用については事前登録が必要で有料。国立市の農業振興、地域活性化を図る目的で利用する場合は、無料)。
城山さとのいえの成り立ち

東京都が策定した「農業・農地を活かしたまちづくりガイドライン」。それに基づいて国立市が策定した「国立市都市と農業が共生するまちづくりモデルプラン」。さらにこれを元に具体的なプロジェクトを定めた「国立市農業・農地を活かしたまちづくり事業実施計画」が策定され、平成24年度から3年間の期間の中で、農業者を含む市民が「国立市農業のあるまちづくり推進会議」に参加して事業が実施されてきました。
地元野菜市「くにたちマルシェ」なども

実施された事業の総数は20を超えました。とれたて野菜の直売「くにたちマルシェ」、市内飲食店でくにたち野菜メニューが並ぶ「くにたち野菜フェア」などのイベントのほか、用水路幹線機能診断など、調査事業も実施。中でも城山さとのいえは、これらの集大成として設計・建築した一大事業でした。
農を知り、農に親しみ、農を育てる

城山さとのいえでは今後、葉物や新玉ねぎ、にんにくなどの収穫体験ができる「わいわい畑体験」といったイベントが行われます。
「都市農業があるのを知ってもらいたい、というのが第一の目的です。ぜひ一度城山さとのいえに遊びにいらしてください。農を知り、農に親しみ、農を育てることを、みなさんと一緒にやっていければと思っています」(城山さとのいえ 兼松忠雄さん)。