フルーリストYOSHIGAKI/ワイズワークス

フルーリストYOSHIGAKIは、国立に根ざして70年あまりのお花屋さん。オーナーの吉垣さんは2代目で、生まれたときから国立市で過ごしてきました。店舗奥の作業場では、お客さまから注文のあったフラワーアレンジメントを、吉垣さんがつくりあげていきます。仕上がっていく様は、まるで魔法のよう。

吉垣さんは旭通り商店会の商店会長を務めたこともありますし、大学通りで七夕のころに行われる「くにたち朝顔市」の立ち上げのときにも尽力するなど、たくさんの地域貢献を行ってきました。

中でも2010年に国立市観光まちづくり協会理事として参加した「くにたち花のまちづくり実行委員会」では、実行委員の一人として「花のまちづくり大会inくにたち」を成功させました。

花のまちづくり国際コンクール「International challenge」というコンテストがあります。これはカナダに本部がある「Communities in Bloom」という非営利活動団体が行っているものです。花のまちづくりを進める世界のまちや団体がエントリーを行い、Communities in Bloomがこれを審査します。審査基準は厳しく、①小ぎれいで清潔なまちづくり②環境にやさしい配慮③地域との関わり④歴史的な建築物などの保全⑤都市緑化⑥造園・街路樹・グランドカバーの種類⑦芝生⑧花壇・園芸植物などの季節感、を審査されます。

国立市は、生活道路沿いの幅広い緑地帯にソメイヨシノの長い並木がある、日本でも珍しい土地柄です。木の根元には美しい花も咲き、桜の時期には全国から観桜の来街者があります。花のまちづくりの国際コンクールがあるならば、これにエントリーすることは誰もが納得するところでした。

しかし審査基準を満たすためには、行政、団体、個人の協力と連携が必要になります。約20人の発起人により「くにたち花のまちづくり実行委員会」が設置されました。吉垣さんはそのうちの一人でした。

同実行委員会は2010年4月3日、ソメイヨシノが満開のときに「花のまちづくり大会inくにたち」を開催しました。沖縄県の名桜大学教授の比嘉照夫さんや、来日された花のまちづくり国際コンクール審査委員長のTed Blowesさんが講演会を行い、くにたち桜守や国立第二小学校の事例発表を行いました。

これをもってコンクールにエントリーした国立市は、見事International challengeにおいて、最高ランクの5つ星(5 Blooms)を獲得しました。

フルーリストYOSHIGAKIはフラワーアレンジメントによる、予約専門の花ギフト店です。結婚記念日のお祝い花や、昨今ではお供え花も多いのだとか。遠方からの注文を受け、花ギフトをつくり、国立市近隣に配達します。注文の際に「明るいピンク系で」「あまり大きくなく」などのヒアリングをし、吉垣さんが提案していきます。花にはそれぞれ意味合いがありますが、これも吉垣さんが丁寧に教えてくれます。

吉垣さんはとある出来事から、社内に葬儀部門である「ワイズワークス」を立ち上げました。「花家族葬」(はなかぞくそう)というブランド名で、家族葬のすべてを請け負います。

きっかけはフルーリストYOSHIGAKIを贔屓にしてくれていた一人のお客さまでした。その方がご家族を亡くされた際、「吉垣さんのお花で送ってあげたい」という希望があったものの、葬儀会社の提携花店ではなかったため、葬儀会社に断られたそうです。吉垣さんはそれまでに葬儀の舞台花(壇上花)をたくさん手がけていたし、スタッフとも出会いがあり、家族葬部門を立ち上げることとしました。自身も終活カウンセラーの資格を取り、お悩みや相談に答えられるようにしました。

新型コロナ感染症の流行下では、家族葬で葬儀を行うかたが多くなりました。「施設ではなく、自宅で送ってあげたい」との想いを受けた際は、施設から自宅へのご遺体の搬送から、自宅での飾りまで請け負い、ご遺族から感謝されたそうです。

また国立市では、くにたち男女平等参画ステーション・パラソルが「国際女性デーミモザウィークくにたち」の展示会を旧国立駅舎で開催していますが、吉垣さんは飾りつけのミモザ(アカシア)を頼まれました。旧国立駅舎で見たかたが、その足でフルーリストYOSHIGAKIに訪れ「自分の家にも飾りたい、友だちにも送りたい」と言ってくれたのがうれしかったそうです。

基本情報

店舗所在地
国立市東1-6-2 Y'sビジョン1F
営業時間
10:00~18:00
休業日
水曜日・日曜日
TEL
042-576-4587
ウェブサイト
http://www.yoshigaki.com/