GREEN ROOM

肩の力が抜けるような、着心地のよいおしゃれな服__
ライフスタイルの変化と共に今では当たり前になったファッションの形ですが、それにいち早く注目し、提案してきたお店が国立にあります。

お店の名前は「GREEN ROOM」。今年39周年を迎える、スポーツとレジャーウェアの女性向けセレクトショップです。

気さくで明るい笑顔が印象的なオーナーの清水かほる(読み方=かおる)さんは、大の海好き。
「海に行くだけで浄化されるというか。リフレッシュして、嫌なこともどうでもよくなりますね」と笑います。

そんなかほるさんがカリフォルニアやハワイで心惹かれたのは、海沿いのブティックや雑貨ショップ。潮の香りや解放感も相まって、すごく素敵だったと振り返ります。

「海はないけど、国立にもそんなお店が欲しいねと主人と話して。ずっと多摩地区で家業の商いを手伝っていたこともあり、自分で店舗を持つのは自然な流れでした」

サーフィン用語からとった店名の「GREEN ROOM」には、`波のチューブの中’という意味があるそう。
同じ建物の2階では、ご主人と息子さんがサーフショップ「Zipsea」を営んでいます。

GREEN ROOMで販売する商品は、季節のトップスやボトムスなどの洋服類が7~8割ほどを占めています。
中でもメインで取り扱っているのが、湘南・茅ヶ崎生まれのファッションブランド「SPORTIFF(スポーティフ)」の製品です。

SPORTIFFオリジナルのテキスタイルから作られる服は、着やすさと日常への取り入れやすさで、大人の女性を中心に支持を集めているのだそう。

花や葉の刺繍をたっぷりと施したチュニックは、春めいてきた今の時期に着たくなるアイテム。柔らかな明るいカラーリングも魅力です。

かほるさんが「着心地がよすぎて気づくとこればかり着てしまう」と絶賛するプリントフード付きパーカーは、柔らかな起毛カットソー素材。滑らかな手触りと軽さでストレスなく着られ、さりげない猫のロゴマークもポイント。

また、SPORTIFFのほか、国内外のアパレルブランドも取り扱っています。

店内にはナチュラルな雰囲気の試着室もあり、フィッティングの時間も心地よく過ごせそう。

オープン当時は旭通りに構えていた店舗ですが、10年目で現在の場所へ移転。
その後、耐震工事とリニューアルを経て、現在の形になりました。

「以前の店舗のすぐ前に、幼稚園のお母さんが送り迎えのために集まる場所があったんです。それで『お店があるね』とお母さんたちが徐々に寄ってくれるようになって。それからお子さんも大きくなられて、お孫さんも生まれ…ありがたいことに、今でもお付き合いがあります」

イヤリングやピアス、ネックレスなどのアクセサリーは、4名の作家さんがお店の雰囲気に合わせて作ってくれる一点物。
天然石やチェコビーズをあしらったもの、コードを編み込んだものなど、手仕事ならではの技が光ります。

かほるさんがビーチコーミングで集めてくる貝殻はラッピングの一部に使われるほか、フォトフレームの飾りや店内の装飾にも大活躍。

「こういうのも、触っているだけで癒されるんですよね」と目を細めます。

ファッションアイテムだけでなく、アロマが楽しめるバスソルトなどの日用品も。
リラックスしたい時向けの香りからリフレッシュ効果が期待できる香りまで、好みで選べるのがうれしい。

「今はなんでもネットで買える時代だけど、ファッションは特に、直に見て・触って選びたいというニーズがあるのを感じます。SPORTIFFの洋服を都内で置いているのは現在うちだけなので、近隣県から高速で来てくださるお客さまもいらっしゃいますし。続けられる限り、できるところまでやっていきたいですね」

`ふらりと立ち寄りたくなるお店’がコンセプトのGREEN ROOM。
大学通りからほんの数メートル、桜さんぽの途中に立ち寄ってみませんか。

基本情報

店舗所在地
東京都国立市東1-6-13
営業時間
10:30~19:00
休業日
月曜
TEL
042-576-6775
ウェブサイト
http://www.greenroom.co.jp/