【11月上旬】天下市

天下市 約120本の銀杏が色づく秋の大学通り。11月上旬には商業祭「天下市」が行われます。45年以上も続くこのお祭りは、国立市内の商業者が日頃の感謝の気持ちを込めて行う3日間の青空感謝市です。  
出店テント数は100以上
大学通りの歩道沿いに100以上のテントが並び、そこには雑貨、ガラス、インテリア、家電、八百屋、自転車、各種飲食店といった市内のさまざまな商店主たちが参加しています(珍しいものでは足揉みやネイルアートなども)。 来場者は年々増え続け、近年では20万人以上が集まる、多摩でも有数の大きなお祭りとして定着しました。 市内商店とお客さまが直接触れ合える、秋の青空感謝市です。
 
天下市のはじまり
天下市を主催するのは、国立市商工会の青年部です。国立市商工会は地域の事業者が業種に関わりなく会員となって、お互いの事業の発展や地域の発展のために総合的な活動を行う団体です。1963年1月に設立されました。その2年後の1965年1月には青年部が誕生し、同年11月、第1回天下市が開かれました(2011年現在で部長は14代目になっています)。第1回目当時、参加店舗は36店舗。そのほとんどが青年部員のお店でした。
 
下準備は入念に
ボランティアで運営される天下市は、当初はほのぼのとした商業祭として始まりましたが、年々来場者が増えてくると、開催には多大な苦労と労力が必要になってきました。公道である大学通りに100もの店舗を並ばせてお祭りを開くのには、市や大学や警察、消防、保健所など、多くの関係機関との連携・協力が必要になります。第5回天下市からは実行委員会制になり、第46回目を超えた現在では、約3カ月前から侃々諤々の会議が行われています。
 
イベントももりだくさん!
来場者にもっと喜んでもらおう!という思いから、近年はさまざまな会場内イベントが開かれるようになりました。子どもに大人気の「ポニーふれあい広場」や、なつかしのガラガラを回して豪華賞品が当たる「買って当てよう抽選会」などが開かれています。また山梨県笛吹市商工会の「産地直送足湯」や新島村商工会、神津島村商工会の物産展など、他市の商工会の出店も。 秋晴れの大学通り、バラエティに富んだ天下市は、1日がかりで楽しめる一大イベントです。
【執筆】くにたち総合ポータルサイト事業協議会 【写真】国立市商工会青年部、くにたち一芸塾写真クラブ 【関連情報】第46回天下市公式ホームページ