アートのまちを歩く with MusiA | Vol.6 ロージナ茶房

こんにちは!MusiAの岩田です。 今回は国立のお店の中でもかなり歴史があり、独特のオーラを払っているお店をご紹介いたします。 お店の名前は・・・「ロージナ茶房」さんです。 私たちの大学の生徒なら誰でも一回は行ったことあるような、いやっ、国立に住んでいる方なら誰でも知っていると言っても過言ではないくらい有名な、あの「ロージナ茶房」さんに行って参りました! それではロージナ茶房2代目店長の伊東さんとのインタビューの模様をどうぞ!! ―――――創業はいつですか?―――― 正直なところ、正確にはわかりません。昭和28年と言われているんですけど、そこらへんはいい加減だったりします。というのは、ロージナというのはもともと、「ギャラリーロージナ」という画廊として始まったんです。それで、画廊に来てくださった方々にお茶とか軽食を出していくうちにいつしか今のようなスタイルが確立された感じですね。だから、正確な創業日とかって無いんですよね~ ―――――店内の雰囲気がとても良いですね―――――――― 店内に無数に飾ってある絵画とか彫刻は、先代の趣味だったんです。先にも述べたとおり、ロージナは画廊から始まったくらいですから先代はアートがとても好きな方でした。ですので、芸術界にも少しコネクションがあって、今飾っている作品は、先代が、交流のあった芸術家から譲りうけたという作品がほとんどですね。昔は趣味で絵描いているような人からも「これ飾ってくれ」みたいに自分の作品渡されて飾ったりしていたんだけど、常連のお客さんの目も肥えていてね、あぁだのこうだの言われるから、今は一般の方からの作品は募集していません(笑) ―――――イスや机など、インテリアに対してもこだわりがあるんですか―――― これもこだわりというより「先代の意志」を継いでると言った方が正しいですね。先代のころから使っていたインテリアを大事に大事に使っているから、今のような雰囲気が完成したんです。特にこだわりがあってインテリアを選んでるわけじゃなく、同じものをずっと使っているってだけですね。 ―――――基本的なコンセプトとしては「先代の意志を継ぐ」というのが、ポイントのようですね。では、2代目である伊東さんご自身はなにか新たな試みなどされていますか―――――――――――― そうですねえ。。。私になって始めたことと言えば、今日もそうですが、こうやって学生との関わりを持つようになったり、他店とも積極的に関わったり、街のイベントにも直接の参加はできなくても協力したり、そういうことが新たな試みと言えるかもしれませんね。 ――――――学生との繋がりを持てるっていうのが国立の街ならではですよね!伊東さんは、ここ国立をどんな街だと思いますか?――― う~ん、自分が住んでる街って意外と自分じゃわからないもんだよね~。 でも、他の街に行ったときとか、国立ってやっぱ他とは違う独特の雰囲気を醸し出しているなぁとか思うよね。ホント良い街ですよ。 ―――――話は変わりますが、ロージナといえばザイカレーが有名ですよね。他では味わえないカレーだと思うんですが、誕生秘話とかあったらぜひ教えてください!――― ザイカレーもね、先代のいたころに誕生したメニューなんですよ。実は先代はアートも好きだったけれど旅も好きだったんですね。世界中を旅して、世界中のカレーを食べてきて「あっ、これ良いな」とか思ったら、そのインスピレーションのままにカレーのレシピに加えて。で、それを繰り返していくうちに今のザイカレーになりました。だからザイカレーって、色んな国の色んなカレーの要素がミックスしたものなんですよね。 *編集後記* 「お店全体がアートだ!」・・・そんなことをロージナを訪れて思いました。 外観だったり、内装だったり、インテリアだったり、飾られている芸術作品だったり、そういったもの全てが素敵なオーラを解き放っている。お店に入ったら最後、創業以来の歴史がつくりだしたオーラに魅了され、心酔し、圧倒されました。 取材後にオーダーした、ザイカレー、ビーフストロガノフ…本当に美味しかったです! *SHOP DATA* 住所:国立市中1-9-42 定休日:年中無休 営業時間:9:00~23:00 TEL:042-575-4074