今回訪れたのは、大学通りと桐朋通りの交差点付近にあるSingsという名前のカフェ

ジャズ・ボーカルのレコードをかけているということで、ジャズ好きMusiAとしては是非行きたい!ということで取材をしてきました。
このお店のマスターは武田清一さん。
雑誌「ジャズ批評」や「analog」にてジャズレコードに関する連載を行っていたり、FMラジオにも出演されている方です。
そんな武田さんだからこそ、仙台など遠方から訪れるお客様もしばしば。
「お客さんがレコードを自分で持ってくることもあります。ジャズについて聞いてくるお客さんもいます。」と武田さん。
「まあ基本的にはのんびりしに来る人が多いですね。」
お店の外観はヨーロッパ風。
店内はアットホームな雰囲気で、やはり音楽のにおいを感じさせるものがちらほら。
メニューも自然な感じを意識し、手作りのピザや有機栽培のコーヒーなどを出しているそうです

いつもはカフェとして営業しているSingsでも、ライブを行う日はまた趣が違うとか。
年に3回ほどのライブは、ジャズボーカルが中心。
昨年は、イーデン・アトウッドさん、ダイアン・ハブカさんなどをお呼びしたそうです。
さて、singsのウリは何と言っても店内を流れるジャズボーカルだということで、武田さんにジャズボーカルの魅力について語ってもらいました。
なぜジャズボーカルにはまったのですか??

「演奏よりも歌の方が、その人の人間性やあたたかさがダイレクトに出るからね。」
たしかに歌は自身の体が楽器。なるほどなぁと思いました。
では、なぜ日本のジャズではボーカルよりも楽器中心なのでしょうか?
「一つには英語がわからないということがあると思う。
もう一つにジャズ喫茶の文化があるんじゃないかな。」
こういった背景を知るのはおもしろいですね。
最後に、武田さんにとって音楽とは何ですか?
「どんなときでも元気やうるおいを与えてくれるもの

音楽がないとちょっと淋しい人生になったかもしれない。
音楽好きの方が幸せなんじゃないかな。」
ジャズボーカルのことなど、興味深いお話がたくさん聞けました。
Singsならびに武田さん、今日はありがとうございました。
*SHOP DATA*
住所:国立市東4丁目1-13 A・C・Sイーストハイツ1F
定休日:第1・3水曜日 毎週火曜日定休
営業時間:昼 11:30~16:00 夜 18:00~22:00
TEL:042-519-5123