Lapin（ラパン）

Lapinは“おいしい”と“かわいい”と“たのしい”でできているお店。南武線矢川駅から徒歩30秒。線路沿いにあるLapinはベトナムサンドイッチ「バインミー」がおいしいカフェです。

「バインミーのパンは米粉入りで意外と低カロリー。野菜もお肉もバランスよく入り、栄養価も高いんですよ」とオーナーの浜路まやさんは話します。

浜路さんは製造業向けのコンサルティング会社に勤め、定年になったらカフェをオープンしたいと考えていました。しかし、「夢を叶えるのに老後まで待っていられない！」と現在の店舗が空いたときにカフェオープンを決断。大好きなバインミーをメインメニューにしたカフェにしようと“試作しまくって”選んだのが、一番人気の「焼き鳥和風バインミー」です。きんぴらごぼうに焼き鳥、大葉・みょうがたっぷり入っています。きんぴらの歯ごたえ、焼き鳥の香ばしさ、大葉やみょうのアクセントが効いて、クセになるおいしさ。きんぴらや焼き鳥ってパンに合うのだと妙に納得しました。もちろん、定番の「ベトナムハムとレバーペースト」もあります。「レモングラス焼き肉バインミー」「厚揚げ豆腐バインミー」などもおすすめ。

ごはんメニューも用意。野菜とチーズがたっぷりかかった「玄米タコライス」はヘルシーで子どもでも食べられると好評です。お店で使う野菜や米も国立野菜や群馬から減農薬のものを取り寄せるなど、気を配っています。

飲み物にもこだわり、コーヒーは中目黒にある「カフェファソン」がLapinのために焙煎してくれたスペシャルブレンド。バインミーにあうセレクトコーヒーで少し酸味があり、さわやかな味わいが特徴です。紅茶は国立市の「kunitachi tea house」。アールグレイの気品ある味わいがバインミーにもぴったり。

店内にはクリエイターが手掛けた雑貨も。選定基準は“かわいい”こと。「クリエイターの方を応援したいと思い、設計のときからハンドクラフトや作品を並べられるように棚を作りました。棚代は売上の数パーセントと、気軽に利用できるようにしています」と浜路さん。

お客さんとして来た方が作品を並べたり、浜路さんがおいしいと思ったものを置いたり、店内は“かわいい”と“おいしい”で満ちています。そして、よく見るとお酒も。「飲みたいというものを置いていったら段々増えて……」と浜路さんが言うように、要望に応えていく形でアルコールが増え、営業時間も20時まで延長するように。スピーカーやマイクスタンドもあり、月２～３日はイベントも行っています（イベント等はInstagramで確認）。