[株式会社さえきホールディングス]常務取締役・長谷川徹さん

市民の皆さまにおなじみの総合食料品スーパーマーケット「さえき」は、国立発祥のお店です。今でこそ全国に41店舗を構えるほどに成長したさえきですが、株式会社さえきホールディングス常務取締役で、株式会社さえき代表取締役社長の長谷川徹さんは「はじまりは17坪の青果業からでした」と言います。

1979年、矢川駅前に青果の個人商店「フレッシュショップさえき」が開店しました。創業者は現在のさえきホールディングス代表取締役社長の佐伯行彦さんです。

自身も国立育ちという長谷川さんは「当時は矢川だけでなく、もっと広い地域からもお客さまが来店されていましたね」と当時の賑わいを振り返ります。

創業から10年後の1989年、待望のスーパー第一号店「さえき国立食品館」が国立市西に誕生。一昨年の2011年には「株式会社さえきホールディングス」を設立し持株会社体制となりました。株式会社さえき(東京・埼玉)、株式会社茨城さえき(茨城・千葉)、株式会社山梨さえき、株式会社フーズマーケットホック(島根・鳥取)の4社を子会社化しています。

さえきの企業テーマは「食の安心と安全、美と健康」です。長谷川さんは「お客さまに楽しくお買い物をしていただく店舗づくりが目標です」と言います。

「通常の品ぞろえに対し、プラスワンの品ぞろえ、本当においしい品をご提供することにチャレンジしています」

そのための人財育成にも尽力しているんだとか。入社4年目の社員を対象に、海外流通研修を毎年実施しています。海外での事例を見て、現場で活かせる社員になってほしいとの思いからです。

「人財が大事なんです。お客さまに食の安心と安全、美と健康をご提供するにはスタッフがプロにならねば。お客さまに商品の特徴を伝えられるような人財を一人でも多く増やしたいんです。だからさえきでは他社のスーパーで言う「商品部」ではなくて「商品開発部」と呼びます。お客さまに商品をご提供するのに、まず自分が見て食べて学ぶ。自分の足で商品を見つけるのが大事なんです」

さえきホールディングスのスタートにあたり、コーポレートアイデンティティマークも制定しました。デザインは武蔵野美術大学デザイン情報学科井口教授に委嘱したもの。創業地であり、現在本社を構えている国立市の桜並木の桜と、頭文字「S」をモチーフにしたデザインになっています。コンセプトは『桜の様に当たり前にそばにいる』。

「地域のお客さまになくてはならないお店を目指しています」(長谷川さん)

社名 株式会社さえきホールディングス
事業内容 総合食料品スーパーマーケット
住所 国立市西1-11-6
電話番号 042-573-8855
ホームページ http://www.freshsaeki.co.jp/
営業時間 ◆フーズマーケットさえき国立店
住所:国立市西1-11-6
営業時間:9:00~24:00
電話番号:042-573-8885

◆フーズマーケットさえき富士見台店
住所:国立市富士見台2-45-1
営業時間:9:00~22:00
電話番号:042-576-3333

◆富士見通食品館
住所:国立市中1-19-10
営業時間:7:00~25:00
電話番号:042-571-2244
取材・執筆・撮影:くにたち総合ポータルサイト事業協議会事務局