朝顔の里 佐伯雅宏さん|くに達人~国立のすごい~
国立では毎年、七夕前後の土日に「くにたち朝顔市」が開かれています(主催:くにたち朝顔市実行委員会)。今年で26回目を迎えました。新緑の大学通りにひな段が組まれ、そこに2,000鉢もの朝顔が並んで販売されます。
この朝顔は実は、市内にある「朝顔の里」で丁寧に育てられた国立産です。「日本朝顔を九割育てている」というのは、朝顔の里の佐伯雅宏さん。大輪系がほとんどで、大きく大きく育てるように努力しているのだとか。「うちの花はよそより大きい」とのことです。佐伯さんは、江戸川にいらっしゃる朝顔の研究をされている先生に勉強させてもらい、朝顔を育てるノウハウを体得しているのだそうです。
今年の大雪の時は本当に大変だったそうで、ビニールハウスが一棟つぶれてしまったそうです。ですが見事復旧させて今回の朝顔市の朝顔が育ちました。今回の朝顔市では、西洋朝顔ではスカーレットオハラ、バーリゲート、ヘブンリーブルー。日本朝顔では暁シリーズ(暁の夢(団十郎)、暁の海、暁の露、暁の雪、暁の舞、暁の春)、富士シリーズ(富士の紅、富士の桃、富士の峰、富士の紫、富士の空)といった品種が並びます。
佐伯雅宏さんからコメントをいただきました。
丹精込めて育てています。買って帰ったらぜひご自宅でも育ててみてください。お庭のあるうちでしたら、露地で根づかせるのがいいと思います。お庭の土が酸性かアルカリ性かという問題もあるのですが、それでもやっぱり鉢でそのまま育てるのではなく、露地植えのほうがいいです。買った鉢を逆さにしてスポッと抜いて植えこんでください。
グリーンカーテンをつくるなら西洋朝顔がお勧め。日本朝顔の倍くらい育ちます。ただし、西洋朝顔は気温が高すぎると花が悪くなるのでご注意ください。
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