シュトレンのお店fein(ファイン)

12月に入り、クリスマスが近づくと待ち遠しくなるのが「シュトレン」。ドイツやフランスなどで親しまれている「シュトレン」は、クリスマスを待つアドヴェント(待降節)に、4週間かけて少しずつスライスして食べる伝統的なお菓子です。

そんなシュトレン専門店が国立市にあるのをご存知でしょうか。「シュトレンのお店Fein」は、国立駅から徒歩1分。洋菓子店「マロニエ国立北口店」の2階にあります。

国産小麦粉と自家製酵母をつかったシュトレンを通年販売(ネットでも販売)。桜、抹茶、マンゴー、ゆず、レモン、アプリコット、コーヒーとショコラ……。季節に合わせてさまざまなシュトレンを作っています。

2023年はクリストシュトレンを「feinシュトレン」として定番化し、年間を通して販売。もう1種、季節のシュトレンを毎月新しく販売してきました。11・12月は「feinシュトレン」と「ワインシュトレン」を販売します。

「ワインシュトレンは、マスカットリキュールで仕上げた香り豊かなシュトレンとなっています。通常は350円のミニサイズやハーフサイズが主流ですが、クリスマスシーズンはフルサイズも多数ご用意します」と店主の相馬富士子さん。

相馬さんは「ゆっくり丁寧につくったもの」を大切にし、天然酵母を自家製する他、ドライフルーツにもこだわっています。スパイスとリキュールを数種類ブレンドし、サルタナレーズンなどの2種類のレーズン、イチジク、アプリコット、クランベリー、アプリコット、アーモンド、カシューナッツなどを3カ月以上漬け込みます。「そうすると、香りが高まってよりフルーティーに仕上がります。生地にはスパイスを入れず、天然酵母の酸味とドライフルーツの甘みとが中和して、ほどよいバランスに。私は”滋味深い味わい”と表現しています」と相馬さん。紅茶だけでなく、コーヒーも楽しんでもらおうと、三鷹のカフェ「Halfway」から自家焙煎したものを仕入れて提供しています。

「シュトレンのお店Fein」のもうひとつの売りが、”アフタヌーンティー”。11月・12月は”シュトレンとワインを楽しむアフタヌーンティー”を提供します(写真/2人前)。もちろん、「ゆっくり丁寧につくったもの」にこだわり、自家製天然酵母を使った自家製パンに、自家製ポークハムや牛肉の味噌漬けをのせた「タルティーヌ(Tartine)」、プレーンとイチジクの赤ワイン煮、2種類の手作りスコーンと盛だくさん。

どれをとっても”自家製”のものばかりです。

「会社を退職してから、一人で始めたお店。すべて手作りなので、当初は慣れないこともあり大変でしたが、品数を少し減らしてワンプレートにし、お値段も2000円台にしました。気楽に利用いただけるお値段となり、お客さまにとってもよかったようです」それでも、アフタヌーンティーの象徴でもある”スタンド””提供は行っていて、1人の時は上記の写真のように2段にして提供しています。

「会社勤めの時には、まったく地域との関わりがありませんでしたが、シェアキッチン「おへそキッチン」を借りるところから始まり、2022年はシェアする商店「富士見台トンネル」で月3回、三鷹のカフェ「Halfway」(ハルフウェイ)で月4回営業させてもらい、さらにモダンフレンチ料理店「INDIVI」にシュトレンを置かせてもらうようになった縁で「マロニエ国立北口店」の2階で営業させてもらって……。さまざまなよいご縁をいただきました。これからも”ゆっくり丁寧につくったもの”にこだわっていこうと思います」と相馬さん。

基本情報

店舗所在地
国立市北1-6-11(マロニエ 国立北口店2階)
営業時間
12:00~18:30
休業日
水・木・金・土(日・月・火曜日のみの営業※詳しくはhttps://www.instagram.com/stollenfein/にて確認)
TEL
090-3312-8016
店舗席数
12席
禁煙・喫煙
禁煙
ウェブサイト
https://fein-108157.square.site/