三日月書店

国立駅から旭通りを進み5分程、店名にもなっている三日月マークの看板が目印の古本屋さんです。小さなお店ですが、店外にも置かれた本棚には本がぎっしり。品揃えも多様で小ささを感じさせません。

2021年にこの場所にお店を開く前から、国立市内の事務所にて中東・アジアの本を中心に紙の目録と、オンラインで販売していました。ちなみに店名の三日月とは、中東の街や、本の中でもよく見かけるモチーフで、店名などにも多く使われているそうです。

オンラインでは中東・アジア関連の専門的な本を主に取り扱っていますが、店舗に置かれた本の半分は日本語の書籍で、文庫や絵本、料理本など手の取りやすいものも多く並んでいます。気軽に入れるラインナップとなっていますので、安心して立ち寄ってください。実際にふらっと散歩のついでに来店される人も多いとか。もちろんアラビア語やロシア語の本など、珍しい洋書も揃っています。

今でも目録を発行し、オンラインの販売を続けていますが、メールだけでやり取りをしていた人と実際に会ったり、お客様と直に話すことで世界が広がり、信頼にも繋がるため店舗を持ち続けているそう。
場所があることで、お客様も実際に手に取り装丁やデザインを楽しんだり、オンラインでは探せない思ってもみない本との出会いがあるかもしれません。

また、古本屋は売るだけではなく「買取り」も大事。
「自分の好きな本だけ置いておくことも良いけど、お客様が本を持ってきてくれると、”様々な人の興味や関心が集まった場所”になる。その町に住む人が本を持ってきてくれるから、”その町の本屋”になるので、ぜひ住んでいる町の古本屋に本を売ってほしい」とご主人の山崎さんは話します。

同じチェーンの古本屋でも町によってラインナップに特徴が出るそうですが、そういう点で多種多様な人が集まる国立の古本屋には面白い本が並ぶといいます。

もし売りたい本がある方は、ぜひ三日月書店さんに。
自分の本がそのお店を構成する一部になると思うと、本を売ることも楽しくなりそうです。そしてその本をこの町の誰かが手に取ってくれたらさらに嬉しいですね。

 

基本情報

店舗所在地
東京都国立市東1-17-20
営業時間
11時~18時
休業日
日曜定休
夏季、年末年始に休業あり。
TEL
042-505-8261
ウェブサイト
https://www.mikazukibooks.com/