古美術・骨董 ほむら
なにかと気ぜわしい毎日。ふと懐かしいものに触れて、ゆったりと過ぎゆくひとときに浸りたくなることってありますよね。そんなときにおすすめしたいのが、ここ「ほむら」。扱う品は日本の古美術、西洋のガラスや陶器、茶道具、香道具など、多岐にわたります。
国立駅から富士見通りを西に向かって、500mほどのところにあります。
入り口は少し奥まっていて、最初は少々とまどうかもしれませんね。けれどもそこにできた空間には、店主・本多幸子さん心づくしの生け花や装飾がいつもしつらえられていて、季節感を豊かに伝えてくれます。「ほむら」らしい演出に導かれて、宝探しのワクワク感はもう始まっています。
「ほむら」は、若いころからの美術品・骨董好き、さらに茶道や華道にも通じている本多さんが、1998年に開業。
店名は、炎、焔の意。「火の発見で文明が始まったでしょ。陶器も磁器もガラスも炎にゆだねられてできあがるものだから、もののはじまりという感じがいいなと思って」命名したのだそうです。
ここでは、茶道教室も開かれています。それだけにお茶道具も、正式なお茶会用からお稽古用まで、幅広く取り扱っています。
また、他店に比べて花器が多いのは、「お茶にはお花が欠かせませんし、一輪でもお花があると、お家の中でも季節を感じられるでしょう」との思いから。
普段使いに楽しめる器も多く、お手頃価格なものがたくさんあるのもうれしいかぎりです。
「もともとは人が手にして使うために生まれてきたものたちですから、お客さまの身近に飾って使って愛でて。お好きなものに囲まれて、日々の暮らしを豊かな思いで過ごしていただきたいですね」(本多さん)。
入店された方には、ただ眺めるだけではなく、手に取って感触も味わいながら、どんなふうに使うかに思いを馳せてほしいとも言います。「お荷物は、置いていただいて、ごゆっくりどうぞ」。
そして本多さんのなによりの楽しみはお客さまとの会話。「そのお品についての説明、歴史的背景など、わかる限りお伝えいたしますし、逆にお客さまから思いがけない使い方などを教えていただくこともあって、私もうれしい。だから、おしゃべり大歓迎ですよ」。
気軽に立ち寄って、骨董品とのふれあいを、ぜひともお楽しみあれ。
- 店舗所在地
- 国立市中1-18-30スカイビル1F
- 営業時間
- 12:00~19:00
- 休業日
- 月曜・火曜
- TEL
- 042-576-8798