ジュエリーハッセキ

「ジュエリーハッセキ」があるのは国立駅から5分ほど歩いた、落ち着いた雰囲気の路地。1982年にオーナーの北村明男さんがオープンした、国立で長く愛される宝石店です。

店内には大型店ではなかなか見ることができない、目新しいデザインのジュエリーが並んでいます。それもそのはず、「ジュエリーハッセキ」ではオーナーの北村さん自らデザインをしているんです。

北村さんが身につけているブローチは、風をイメージしてデザインしたもの。大空に羽ばたく翼のようでいて、ダイヤモンドのチェーンが動くたびに軽やかに揺れ、繊細な光を放ちます。

店内で一際輝くネックレスは、大ぶりなトップに緻密なデザインがほどこされています。まるで映画の世界から出てきたような華やかさに、恍惚として眺めてしまいました。

「宝石は身に着けてこそ。飾っているだけではもったいない。宝石が肌をより美しく魅せ、人が身に着けることによってデザインが完成するような気がしています」
と北村さんは話します。

とくに近年ニーズが高まっているのが「リボーン・ジュエリー」。母から子へ受け継がれたものや、年齢と共に身につけなくなったデザインのものを、新しくデザインしなおして、文字通り“生まれ変わった”ジュエリーです。

着物に合うように和の要素を取り入れたもの、イヤリングをネックレスに作り替えたものなど、“今”のその人にぴったりと合うよう、お客様との対話を大切にしてデザインを考えています。

細部に散りばめられた宝石でも、余すことなく新しいデザインに生かすプロの技術は、お客様から大変喜ばれているそうです。

「大切な宝石をその人だけの特別なジュエリーに。お守りのようにいつもそばにおいてもらいたいです」

お客様のストーリーと北村さんのアイデアで生まれる、世界にひとつだけのジュエリーは北村さんにとっても特別な思い入れが。
デザイン画を見返しながらその時の会話が蘇るほど、ひとつひとつ大切に作り上げた宝物たちです。

美しいデザインには、それを形にする職人の秀逸な技術が必要不可欠です。宝石の輝きを最大限生かす一級技能士による細工と、息を止めて作業すると言われるほど繊細な石留あってこそ。

選りすぐりのものを特別に手に取らせていただき、その手触りに驚きました。

ぎっしり並んだダイヤモンドの境目を感じないほど、なめらかで肌に馴染む感覚でした。
北村さんの緻密なデザインを、すべて手作業で形にする職人技を想像するだけで、目の前にあるジュエリーがより一層輝いて見えて、胸がいっぱいになります。

宝石の鑑定士でもある北村さん。仕入れる宝石をすべて自ら選んでいます。
「ダイヤモンドの会社にいたこともあるので、ダイヤモンドを選ばせたらピカイチですよ!うちのはよく光ると喜ばれています」
と奥様。

犬好きの北村さんご夫婦。店内には16年と7ヶ月一緒に暮らした愛犬の写真が飾られています。晩年の思い出を語りながらうるっとする場面に、お二人の人柄が垣間見れました。
犬好きの匂いを嗅ぎつけてか、散歩をするわんちゃんがお店に近寄ってくることがよくあるんだとか。

「宝石は地球規模の壮大なロマンです。時間や温度、いろいろな条件が重なってできた産物。どの石と出会えるか、偶然だけど運命的ですよね」
北村さんは宝石を愛し、クリエイターでありながらジュエリーと人をつなぐ架け橋でもあります。

「ジュエリーハッセキ」では、身につける人の想いやイメージを大切にした世界にひとつしかないジュエリーに出会えます。
気さくなご夫婦との楽しい会話の中で、新しい宝物に出会えるかもしれません。

基本情報

店舗所在地
〒186-0002 東京都国立市東1丁目16−20
営業時間
金曜日 11時00分~17時30分
土曜日 11時00分~19時00分
日曜日 11時00分~18時00分
月曜日 定休日
火曜日 11時00分~19時00分
水曜日 11時00分~19時00分
木曜日 11時00分~18時30分
休業日
月曜、第3火曜
TEL
042-574-2288
ウェブサイト
http://akio-k.com/