プチ・アンジュ国立店
プチ・アンジュは、1962年創業の昭盛堂パン店(府中市)の2号店。津金一城店主は同店2代目。自動車会社勤務や、他店でのパン修業を経て、家業を継ぎました。
そしてここ国立店は2009年11月にオープン。以来、「カレーパン絶対買う」「メロンパン絶品」「チーズフランス味わい深い」などなど、地元でこれほど話題にのぼるパン屋さんも珍しいほどの口コミで人気店となりました。
国立市役所、市民総合体育館、芸術小ホール、谷保第四公園、富士見台第三団地にほど近く、平日はお子さん連れからシニアまで幅広い年齢層の地域のお客さまでにぎわい、また市役所勤務の方々の昼食にも重宝されている様子が見て取れます。そして、朝7時に開店する週末・祝日には、遠方からのお客さまも訪れて、行列ができていることもしばしば。香り高い焼きたてパンで朝食だなんて、幸せすぎますよね。
1日に一体何度焼成や揚げ物が行われるのでしょう。売り場からキッチンをのぞくと、いつでも忙しそうに(それも楽しそうに)スタッフが作業をすすめています。
「焼きたて」「揚げたて」「作りたて」をモットーとしているだけあって、売れ行きを見ながら、次々とできたてパンが運ばれてきます。スタッフのみなさんの「○○焼き上がりました、いかがでしょうか」の明るい声に、店内はワクワク感で包まれます。
定番商品に加え、季節商品や新商品と豊富な品揃えは圧巻。自家製フィリングが詰まったサンドイッチや調理パンも食べごたえ充分なボリュームですよ。
味わいカレーは、「カレーパングランプリ東日本カレーパン部門で3年連続金賞受賞の実力。「カレーライスは食べられないけど、ここのカレーパンは好き」というファンもいるほどの人気商品。それもそのはず、ブイヨンから自家製です。日に何度も揚げているので、揚げたてをぜひとも味わって
天使のメロンパン。開店当時お子さん連れのママさんたちが「もう食べた?おいしいよ」と噂していたのがこれ。老若男女を問わずみんなが「大好き!!」。中はしっとり外はカリっ
先代時代からの根強い人気のチーズフランス。香ばしいフランスパン生地にチェダー、ゴーダ、プロセスと3種類のチーズが。それぞれの味わいが豊かなハーモニーを奏でます
そのまま食べてもおいしい生食パン。生クリーム、バター、練乳を練り込んだ、やさしい甘さのリッチな食パン
ロデブ。見た目は地味だけれど、かむほどに滋味があふれます。粉と、天然酵母による発酵が生み出す風味と香りが伝わってきます。皮は香ばしく、中は穴がぼこぼこでしっとり感のある食べ飽きない素朴なパン。どんな食事も受け止めてくれるから(和食でさえも!!)、テーブルパンに最適。またバターがよく合い、サンドイッチにもぴったり
津金一城さん
そんなパンたちを生み出しているのが、津金シェフはじめキッチンスタッフのみなさん。
「小麦の味や香りを生かすために、低温長時間発酵して熟成させることによって甘みと旨味を引き出します。一品一品お客さまをイメージしながら作っています」と津金さん。
かみきりやすさ、食べやすさ、口溶けのよさにも気を配ります。「日常的に食べてもらえるように、スタイリッシュさよりおいしさを追求したい」ときっぱり。そのため、パン職人育成にも熱意と力が入ります。新メニュー考案には、スタッフも意欲的に取り組んでいます。
バラエティ豊かなメニューとおいしさを支える「価格は抑えつつも品質は落とさない」は、確かな技術力と日々研鑽の努力のたまものなのですね。
笑顔で接客。スタッフを見守る津金美恵子マネージャー
津金さん夫妻が目指すのは「全ての人が幸せになれるお店」。
それはお客さまが心なごんでほっとできるお店であり、スタッフにとっては技術を身につけ、お客さまに喜んでもらえるやりがいのある仕事ができるお店ということなのでしょう。
キッズコーナーや犬のリードフックなど、お客さまが利用しやすいようにとの細やかな心配りもうれしいですね。
店内に設えられたキッズコーナー。小さなお子さんも、ここなら安心して待つことができますね
リードフックです。店内に入れないわんちゃんはここで。駐車スペース、イートインスペースもあります。ここでできたてをいただくのも素敵なひととき
2019年のホットなトピックは、11月に同時放映・上映されたテレビドラマと映画「ブラック校則」ロケ地になったこと。この番組のために創作したオリジナル「ホルモンパン」と「いちごサンド」も出演しましたよ。
さあ、今日もフレッシュなパンを食べて、元気に動く力をいただきましょうか。
- 店舗所在地
- 国立市富士見台2-45-9
- 営業時間
- 月火水金9:00〜19:00
土日祝 7:00〜19:00 - 休業日
- 木曜
- TEL
- 042-505-4104
- ウェブサイト
- http://www.petit-ange.co.jp