Rush
国立駅南口から線路沿いを立川方面に3分ほど歩き、国立音大付属幼稚園を左に曲がったエリアは、住宅と店舗が混ざり合い、思わぬ場所に個性的な店舗があります。
その中でも建物のエントランスを少し入った、プライベートな空間にあるのが『Rush』です。
『Rush』は通りからは目につかない隠れ家的な立地だからこそ、わざわざ足を運びたくなる品揃え。
輸入品や委託販売を中心としたリサイクルの衣類と雑貨を多数取り扱い、ステキな品物が手頃な値段で手に入ると、多くの人から支持され、国立でお店をはじめて20年あまりにもなります。
お客さまとの会話が絶えない明るい店内にお邪魔して、店長のWさんと、事務や経理など幅広く担当し“番頭”的な役割のYさんにお話しをうかがいました。
イタリアに惚れ込み店を開いた前オーナーから、お店を引き継いだ5人で営業している『Rush』。
「前オーナーは食べ物にしても建物や歴史にしても、とにかくイタリアに惚れ込んでいました。ハイブランドだけでなく“素材の良さとデザイン性を重視したおしゃれなもの”、“大事に使われてきたもの”に第二の人生を……そういったコンセプトで商品を取り扱っています」
とWさん。
イタリアを中心に、ヨーロッパ各地から前オーナーが好きなものを買い付けていたそう。日本に入ってきていないブランドものなど、百貨店に並ぶ前にいち早く取り入れることもあったんだとか。
「買取ではなく委託販売なのは“売りに来た方に戻せる金額が多いから”です。大事にしていたものの価値がわかる人に引き継ぎたい。売る人も買う人も商品も、その方が幸せな関係だと思っています」
と話すYさん。
スタッフだけではなく、常連さんの想いに支えられてお店を守ってこれたとWさんは言います。
「20年という月日をお店と共に過ごしてきて、お母さんに連れられていた小さなお嬢さんが、すっかり大人になって買い物に来てくれることもあります。2世代、あるいは3世代で来てくれる方もいて、みなさんに支えられてお店が続いていると感じます」
コロナ禍になって、売れ筋商品にも変化が。パーティーや特別な日に身につけるものよりも、カジュアルで着心地の良いものがよく売れるようになったそうです。
生活スタイルの変化を柔軟に受け入れながらも、素材とデザインにこだわったものを取り扱う信念は変わらずに貫いています。
並ぶ商品は時期によってさまざま。
「出会いは本当にタイミング。散歩のついでにでも気軽に立ち寄ってステキな品物との出会いを探しにきてほしいです」
そうお二人が話す間にも、犬の散歩やご近所の方がふらっと立ち寄るアットホームな雰囲気でした。
インスタグラムでも商品の紹介をしています。目玉商品が紹介されていますので、ぜひチェックしてみてください。
商品ひとつひとつ、お客さまひとりひとりに丁寧に寄り添う『Rush』。イタリア好きな前オーナーの想いを引き継ぎながら、売り手と買い手が幸せになれるお店作りをしています。
- 店舗所在地
- 東京都国立市中1丁目8−20
- 営業時間
- 平日 12:00-18:00
土日祝 13:00-18:00 - 休業日
- 水曜日
- TEL
- 042-571-2595
- ウェブサイト
- https://www.instagram.com/rush.kunitachi/