COFFEA(コフィア)国立

国立駅から真っすぐに続く大学通りを歩いていると、レトロと新しさが入り混じったような、小洒落た雰囲気の店が目に入ります。

昨年春、ブランコ通りから大学通りへと移転したコーヒー挽き売り専門店「COFFEA(コフィア)」です。

「コフィア」は、1982(昭和57年)年にコーヒーの小さな自家焙煎店として国立で創業し、現在は八王子に本社と工場を構えるコーヒーロースター「珈琲実験室」の直営店。

店内には、「珈琲実験室」の工場で焙煎された200種類以上のコーヒー豆から厳選された、約40種類の新鮮なコーヒー豆が並んでいます。主要産地のコーヒー豆はほとんど取り扱いがあり、特にオーガニックコーヒーが充実しているそうです。

店の棚には、大きな瓶に入ったコーヒー豆がずらり。整然とコーヒー豆が並ぶ光景は、眺めているだけでワクワクします。

実は、その並べ方にも秘密が。よく見ると、棚から向かって右から左にいくにつれてコーヒー豆の色が濃くなっているんです。これは焙煎度合いの違いによるもの。同じコーヒー豆でも、右は浅煎りで、左は深煎りになっています。

「珈琲実験室」の代表・大坪さんは「グラデーションのように並べることで、お客様に絵画のような感覚で楽しんでいただけるのと、お好きな焙煎度合いの豆を直感で選びやすくなることを意識しました」と話します。

また、それぞれの瓶の横には一つひとつに産地や味わいの説明書きが添えられています。お気に入りのコーヒー豆を探しやすいのはもちろんのこと、初めてコーヒー豆を買う方でも、自分の好みを見つけやすいのが嬉しいポイントです。

大坪さんに、初心者の方におすすめのコーヒー豆も聞いてみました。

「コーヒーの世界は本当に深く、その方の好みや楽しみ方によっても変わるので一概には言えないのですが、『スペシャルオリジナルブレンド』『フレンチマイルド』『有機栽培コーヒー こだわり』の3種類は、それぞれ香味特徴が異なる当店のロングセラーです。こちらの3種類の飲み比べてみると、きっとお好みの味わいが見つかります」

コーヒー豆は量り売りで、「ちょっと試してみたい」「いろんなコーヒーを飲んでみたい」という方のために100gから販売しています。

豆のまま購入できるほか、希望すれば好みの挽き方で挽いてもらえるので、自宅にコーヒーミルがなくても安心です。

さらに店内には、手軽に飲めるドリップタイプのコーヒーや、オリジナルの紅茶、「珈琲実験室」のコーヒーで作ったコーヒーゼリーやチョコレートなど、コーヒー豆以外にもバラエティ豊かな商品が並んでいます。

ちょっとしたお土産や手軽にティータイムを楽しみたいときに、ふらりと立ち寄ってみるのも楽しそう。

日常を彩りたいときは、「コフィア」でコーヒー豆の世界を冒険してみるのはいかがでしょうか。

基本情報

店舗所在地
東京都国立市中1-16-33 1F
営業時間
10:00~19:00
休業日
TEL
042-573-4508
ウェブサイト
http://www.coffee-labo-co.com/index.html