世界のかご カゴアミドリ

■国内外の各地方に伝わる美しいデザインと実用性を兼ね備えたカゴがそろう店内。使い込むごとに色つやを増し、味わいが深まっていく優れものです

何気なく目にとまった、きっちり編みこまれた白い手提げカゴ。「これはあけびなんですよ。採ってきた蔓を何日も水に浸けたり煮た後、外側の茶色い皮を剥いでいるので白いんです」。編む以前の綿密な下準備と作り手さんの愛情に、今さらながら気づかされる瞬間でした。そんなエピソードを聞いて改めてカゴを眺めると、より美しいなと感じるのは私だけではないはずです。
今回お邪魔した「カゴアミドリ」は、この秋リニューアルオープンしたばかり。今まで紹介しきれなかったカゴをもっと多くの人に触れてもらいたいという思いから店舗移転に至ったそう。以前に比べて広さは約2倍、森の中に足を踏み入れたかのような、ふわっと木の香りがする空間です。

■テーブルまわりに置く小さなカゴたち。食べ物、カトラリー、裁縫道具etc.…何を容れても場に馴染むから不思議です

■収納道具として使えるカゴたち。中段右の椀カゴは目が粗いので通気性がよく、底上げされているので水気を切りやすい工夫も。下段の大振りのカゴは脱衣カゴ、タオル入れなどに

■園芸用品を入れたり、プランターカバーに使ったり。感性と遊び心次第で見せるインテリアにも

手仕事のかごの魅力のひとつは「対話が生まれる」ことと話す店主の伊藤さん。編み方から生まれる表情、素材の持つツヤや質感、手触り、匂いを感じつつ、“何を入れようかな”“どこに置いたら映えるかな”とまるで話しかけるようにあれこれ考えを巡らす、ときにはどこで誰がどんな風に作ったのかに思いを馳せる―そのかけあいが楽しいと言います。

■約20カ国から取り寄せている海外のカゴ。日本のものとはまた違ったカタチと表情です

■編むのに手間のかかる四角いカゴも種類豊富

さて、カゴを迎え入れる前にすべきこと。もし容れる物が決まっているならその寸法を測りましょう。置き場所が決まっているときも同様です。また、水回りで使うカゴなら水に強い素材のカゴというふうに、用途によって向き不向きがあるのでお店の人に相談するのも手。大量生産できないものだけにその時にあったカゴが次またあるとは限りません。きっと一生モノ、だから気に入ったら迷わず買っていいと思うのです。山から森から、あるいは海を越えてやってきたカゴがあなたを待っていますよ。

国立駅からの道のり

中央線国立駅南口より徒歩18分。国立駅から1.4km。

基本情報

店舗所在地
国立市西2-19-2 第一村上ビル2F
営業時間
10:30~17:00
休業日
月・火曜日
TEL
042-505-6563
ウェブサイト
http://kagoami.com/

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