くにたちサイゴン桜

アジアを代表する本格ベトナム料理が食べられる「くにたちサイゴン桜」さん。
ニュックマム(魚醤)を使うことで有名なベトナム料理ですが、実は中国や、なんといってもフランスの影響が大きい料理です。ベトナム料理は、東南アジア、中国、フランスなどのコラボレーションなんです。
シェフは15年間にわたりベトナムと日本の料理を研究してきました。日本の方にもおいしく召し上がっていただける味になっていて、毎日毎日厳選した、限られた素材を心こめて、とても丁寧につくっています。

また2012年にコーヒー豆の輸出で世界第1位になるほど、ベトナムはコーヒー大国です。小さめのコーヒーカップにかなり濃い目のコーヒーとコンデンスミルクでとろとろにして飲むのがベトナム流。焙煎はジャーマンローストに近く、ベトナムの人びとは毎日これを飲んでいます。くにたちサイゴン桜では、ベトナムの中で最も有名な産地、「Bao Loc」のコーヒー園から直接仕入れています。

店内はキッチンと向き合うカウンター、窓の外が見渡せるカウンター、合わせて10席。厨房を中心にした空間配置になっていて、In The kitchenというコンセプトの中、まるで厨房の中でお料理をいただいているような気持ちになります。

インテリアデザインは木とともに暮らす人の協議会「一般社団法人木暮人倶楽部」の落合俊也さんの手によるもの。材料はパワースポットとして有名な天竜の「新月の木」です。9月から2月の「満月から新月」の間にのみ伐採されるのが新月の木で、カビにくいほか、室内の空気を浄化します。またキッチンと客席を分けて横たわる数百キロもある間仕切りは、縁あってご神木より賜ったものです。壁などには、漆喰仕上げで匠の技を生かせています。

椅子は株式会社ベル研究所の小田原健さんデザインのもの。小田原さんは吉村順三氏に師事された建築家ですが、デザインの素晴らしさはもちろんのこと、坐り心地の素晴らしさは格別です。

食器はベトナムの高級レストランでも使われている「Minh Long社」製のもの。

スローライフ、スローフードでベトナム料理の楽しんでいただける空間になっています。

店名の「くにたちサイゴン桜」にはオーナーご夫婦の想いが詰まっています。国立はお二人が、まちと人びとに魅了されて移り住んだところで、多摩地区の文化の中心。奥さまの名前がベトナム語で「桜」であり、出身地であるベトナムのおいしい料理を国立から世界へ発信したいという願いが込められています。お二人の夢は「日本とベトナムをはじめとした世界の文化をミックスし、お客さまや仲間とともに成長し、国立発で世界に通用するレストランをつくりあげる」こと。

また社会への感謝の心をかたちにしていくため、NPOベトナム障碍者支援ネット「G-Cocoro」への支援や、大学通りの定期的な清掃などのボランティア活動を行っています。

G-cocoroホームページ
http://cocoro.vhn.jp/
http://g-cocoro.com/

くにたち桜守応援ページ!
http://k-sakuramori.com/

国立駅からの道のり

中央線国立駅北口より徒歩5分。国立駅から400m。

基本情報

店舗所在地
国立市東 1-16-17 ポポロビル南館 2F
営業時間
11:00~15:00
休業日
水曜
TEL
050-3575-5027
店舗席数
10席
禁煙・喫煙
全席禁煙
ウェブサイト
http://www.saigon-sakura.com/