ヒロミ・コシミズ・ガストロノミー
おいしいフレンチを食べたいけれど、服装に迷ったり、子どもがぐずらないか心配だったり。店に足を運ぶまでに、ハードルを感じてしまう方は少なくないはず。
そんな悩みを解決してくれるのが、国立駅から17分ほど歩いた場所にある「ヒロミ・コシミズ・ガストロノミー」。ここはケータリング(出張シェフ)・テイクアウト・お弁当通販を専門に本格フレンチを提供する“席を持たない料理店”です。
オーナーシェフの小清水寛美(こしみず ひろみ)さんは、フランスの星付き店をはじめ国内外のさまざまな有名店で修業を積み、銀座の「ラール・エ・ラ・マニエール」でエグゼクテェブシェフを務めたのちに、同店を2020年にオープンしました。
現在のスタイルで店をオープンしたきっかけは、お客さんの一言だったそう。
「僕が今まで勤めていたレストランから別のレストランに移ろうとしていたタイミングでコロナ禍になってしまい、採用の話がなくなり途方に暮れていました。そんなときに、これまで僕の料理を食べに来てくれていたお客様が『今は外にも出られず寂しい生活を送っているから、小清水さんの料理を食べて元気になりたい』とおっしゃってくださったんです」
“お客さんに喜んでほしい”という気持ちで出張シェフとして本格フレンチを提供したところ、それが評判となり「うちにも来てほしい」と依頼がくるように。そこから「自宅でフレンチレストランのクオリティの料理を楽しめる」ことをコンセプトに腕を振るい続けています。
出張シェフのほか、テイクアウトでは前菜からデザートまで楽しめるフレンチのフルコースを“洋風のお重”で提供(ディナーコースは5,940円~)。華やかな料理の数々が食卓を彩ります。
食材は、9割ほどが国産を使用するというこだわりよう。季節ごとの旬な食材を、これまでの縁で出会ってきた信頼できる生産者のもとから仕入れています。
ランチのテイクアウト(2,950円~)では、お弁当スタイルでさらに手軽にフレンチを堪能できます。
また、店舗では月一回程のペースでお惣菜の販売も行っているのでお見逃しなく。
料理だけではなく、お菓子やデザートにもこだわりが詰まっています。中でも自慢なのが、5年間もの研究を重ねてようやく完成した「悪魔のフィナンシェ」。
ふわふわのイメージがあるフィナンシェですが、「悪魔のフィナンシェ」は外はカリッ、中はふわっとした生地が特徴です。そしてジュワッとした食感のあと、芳醇な香りのバターがにじみ出してくるかのように、豊かな味わいが口いっぱいに広がります。
こだわりの食感を作るため、何度も小麦粉やバターの配合を変えてたどり着いた味わいだそう。フィナンシェの形になる限界の量のバターを使っているため、気候などで変化する生地の状態を保つために、都度レシピの調整を行うほど手間暇をかけた渾身の一品です。
「悪魔のフィナンシェは、お客様につけてもらった名前です。一般的なフィナンシェに比べると3倍の量のバターを使っていますが、1度食べたら止まらなくなる悪魔的なフィナンシェなので。みなさんにぜひ1度食べてほしいです」
通常は、ギフト用の箱に入った5個セットで2,000円。また、国立の有機農産物・有機加工食品を扱う「あひるの家」では定期的に個包装での販売も行っています。
そのほかにも、薔薇仕立てのりんごタルト(5,650円)などフレンチらしく見た目にも美しい料理やデザートを展開しています。
今後も「自分がおいしいと思う料理をお客様に提供していきたい」と笑顔で話す小清水さん。
移動時間や準備などを気にせず、自宅で気軽にフレンチを食べられる「ヒロミ・コシミズ・ガストロノミー」。
日常使いにはもちろん、記念日やパーティーなど多彩なシーンで、大切な人たちと安心する場所で、本格フレンチを堪能してみてください。
- 店舗所在地
- 東京都国立市西2-19-58 1F
- 営業時間
- 12:00~20:00
- 休業日
- 月曜
- TEL
- 070-4532-5860
- ウェブサイト
- https://www.hiromi-koshimizu.jp/