キッチンきつね

国立市富士見通りに2025年7月にオープンした、季節の食事とお酒の店「キッチンきつね」。以前は、三鷹のイタリアンで修業をしていたシェフが、国立で独立してオープン。店名の「きつね」の由来は、シェフがきつねが好き!だからだそうです。まるでおとぎ話に出てきそうなきつねのイラストが、入り口のメニューボードの上でお迎えします。
エントランスを入ると、開放感のある広々とした空間に驚きます。6人がゆったり座れるテーブル席があり、奥にはカウンターとキッチン。アナログレコードの音楽が流れ、なんとも贅沢な空間です。ブルーのタイルが印象的な奥のカウンター席では、スピーカーから流れるレコードの曲を聴きながら、くつろいだ気分でクラフトビールやワインをいただけます。シェフが料理の合い間にターンテーブルの上のアナログレコードを取り替えていたりと、ゆったりとした時間が流れます。お父様から譲り受けたというスピーカーから流れる音楽で、店内があたたかく包み込まれているようです。

まずは、おすすめのナチュラルワインで乾杯!美味しいワインには、美味しい食事を。この日の前菜盛り合わせ。見て美しく、食べて美味しく楽しいメニューです。

しっかり夕食を食べたい場合は、パスタメニューも充実。この日は「しらすとトマトのオイルパスタ」を美味しくいただきました。日替りパスタは、季節の新鮮な素材と、自家製サルシッチャと組み合わせたりと、毎回違った味を楽しめます。旨みが凝縮されてワインがすすむ一皿です。

「揚げ鶏のネギダレ」は、イタリアンかと思いきや、いわゆる“油淋鶏”です。あくまで「イタリアンでもビストロでもなく“季節の食事とお酒の店”」とのことで、美味しいお酒にあったお料理を提供してくれます。サックサクの食感とジューシーなお肉に、クラフトビールがますます進んでしまう一皿でした。

「今日のおかし」は絶品のチーズケーキ。日によって、プリンなどのメニューの日もあります。オープン当初はランチタイムも営業していましたが、現在は午後3時からのオープンですので、カフェタイムにスイーツも楽しめます。コーヒーや紅茶もいいけれど、ワインとチーズケーキをあわせても、ステキな午後のおやつタイムになりそうです。

お店を切り盛りするのは、ほどよい距離感の対応が心地よいホール担当の“姉”と、キッチンで腕を振るう“弟”シェフのコンビです。店内に流れるアナログレコードの音楽と、季節の素材のメニューに、お二人がセレクトしたナチュラルワインとクラフトビールがよく似合うお店です。

仕事帰りにも お疲れの日も 心地よい音楽と季節のお料理であたたかく迎えてくれる富士見通りのお店です。


ライター:国立はぴすぽ

基本情報

店舗所在地
国立市中1-18-31
営業時間
15:00~22:00(L.O.21:00)
休業日
日・月
TEL
070‐1229‐2130
ウェブサイト
https://www.instagram.com/kitchen__kitsune/