circus

「circus」は2013年オープンの、ていねいに作られたエスニックごはんとおやつが食べられるカフェ。国立駅南口を出て、ロータリーから線路と並行に続く道を立川方面に6分ほど歩いたところにあります。

店頭はガラス張りで開放的な印象ですが、店内はやさしい照明とブルーの壁が調和して、落ち着いた雰囲気が保たれています。

食事のできる図書室をイメージしてお店作りをしているそうで、おいしいごはんを食べてゆっくりしてもらいたいという、店主関口さんの想いが随所にあらわれています。

「日頃のモヤモヤを解放してくれるような場所になれたらうれしいです」と関口さん。ご自身も好きなカフェで過ごす、ひとりの時間を大切にしているとお話してくれました。

店内には関口さんお気に入りの本や絵本が並んでいて、自由に読むことができます。まさに食事のできる図書室。

お店を持つ前は間借りでカフェ営業やイベント出店をしていたそうで、以前食べた海南チキンライスのおいしさに衝撃を受け「いつか自分のお店を持てたらメニューに入れたい！」と構想していたそう。

「circus」の茹で鶏のせごはんは、当時の思い出に近付くよう試行錯誤を重ねてできた看板メニュー。鳥取県の大山とりを使用し、出汁とスパイスにこだわったていねいな味わいです。

鶏のうまみを余すことなく使った茹で鶏のフォーも、やさしく体に染み渡り心もあたたまるおいしさ。
食事メニューには季節の小鉢やピクルスがついて、野菜もとれるのがうれしいですね。

おやつや飲み物もていねいに作られたものばかり。コーヒーや紅茶をはじめ、スパイスの効いたチャイや自家製ジンジャーエールなどさまざまな種類が味わえます。

季節のケーキや季節のパフェなど、その時期の味わいを五感で楽しめるメニューも人気。ごはんとおやつはテイクアウトできる商品もあるので、おうち時間のおともにおすすめです。

ていねいなごはんに寄り添うようなあたたかみのある食器たちにも、関口さんのこだわりが感じられます。
イベントで出会った作家さんの作品がお店に並ぶことも。つながりやご縁で「circus」の空間ができています。

落ち着いた店内に花の彩りがあるのも、素敵な時間の秘訣。欠かさず生花を飾ることを心がけているそうです。

ほどよい人との距離感に惹かれて国立を選んだという関口さん。「circus」も大人の雰囲気でありながらあたたかみがあり、国立の情調に溶け込んでいます。

「日ごろ忙しく育児をしているママも、お散歩ついでに立ち寄って一息ついてくれたらうれしいです」
関口さんご自身も子育て真っ只中。ちいさいお子さんの子育ての合間に、自分の時間を見つめる大切さを身に染みて感じているからこそ、ゆっくりできるお店作りをしています。

忙しい毎日の中でふと立ち止まりたくなった時、おいしいもので元気を出したい時、「circus」で過ごしてみてはいかがでしょう？

お店を出たときには心もお腹も満たされて、明日からまたがんばろう！と思えるような、あたたかな時間が流れています。