FUKUSUKE

こんにちは、はじめまして。MusiAの徳武です。 このような形で文章を書くのははじめてなので上手く書けているか非常に心配ですがお店の魅力が少しでも伝われば幸いです。 ************************************************************************************************************************* 「ここはライブハウスじゃありません。お酒と趣味の店なんです。」 看板 国立駅から旭通りを歩いていくこと5分、様々なお店の入っている雑居ビルの三階に、今回取材させて頂いた「酒場FUKUSUKE」はある。看板を見てみると、なるほど、「お酒と趣味の店」と書いてある。FUKUSUKEでは、月に二度ほどミュージシャンを招いてライブをしている。そのため、ライブハウスだと誤解する方が多いようだ。 そんなFUKUSUKE、店内に足を一歩踏み入れると不思議な雰囲気が漂う。無国籍感とも表現すべきか。「外国人の間違った日本の解釈」をコンセプトにあげているFUKUSUKEでは、和なのか洋なのかわからない不思議なモノが店内にはあふれかえっている。その独特の雰囲気が、入った者を日常から隔離させる。だが、どこか懐かしいような気がして、心地よい。 大きなスピーカー、ハンドメイドの真空管アンプ、レコード卓、ピアノ…FUKUSUKEの店主、中井さんの趣味は「飲み歩き」と、そして「音楽」。かつて会社に勤めていた中井さんだが、そういった趣味が影響して、10年ほど前に開店したという。 「国立には魅力的な個人店が沢山あったんですよ。」中井さんは言う。「今はめっきり少なくなってしまって寂しい。」チェーン店の光が街を彩る中、個人経営の居酒屋やバーの灯が消えゆくことを嘆く中井さん。それでも、と自分の通いつめているお店を紹介してくださった。そんな「飲み歩き」の趣味が、もう一つの「音楽」の趣味と繋がっている。 FUKUSUKEでライブをするミュージシャンは、皆中井さんが飲み歩いているなかで知り合ったり、紹介してもらったりした人たちだという。「小さな店で凄いミュージシャンが奇跡を起こすことが多いんですよ。」 たかが「趣味」だと謙虚な中井さんはおっしゃった。だが、「趣味」だからこそ、創れる世界がある。FUKUSUKEは、そんな世界を持っているのだ。ゆるやかで寛容な、どこまでも居心地の良い空間。「仕事」に疲れた人、一度足を運んでみては? ■SHOPDATA 酒場FUKUSUKE 東京都国立市東1-15-22サニービル三階 営業時間午後7時~午前2時 定休日木曜日