アンヌ国立スイーツ
2018年4月のオープン以降、国立に住む人たちの生活にそっと寄り添う「まちのお菓子屋さん」とし、着実にファンを増やしている「アンヌ国立スイーツ」。
フランス菓子店で、長年修行を積まれた宮野さんご夫妻が営む素敵なお店は、一歩足を踏み入れるだけで思わず笑顔がこぼれてしまうほど、たくさんのお菓子があふれています。
季節の果物をふんだんに取り入れた生菓子は、常時18~20種類。クッキーやパウンドケーキ、お店の人気商品「ミニクグロフ」など、日持ちのする焼き菓子は17種類ほど。おやつコーナーに並ぶカヌレやクイニーアマンなどは約10種類。これらすべてをシェフであるご主人が、ほぼお一人でつくられているとのこと。
「日本人が素直に美味しいと思えるお菓子を提供していきたいと考えています。基盤はフランス菓子ですが、フランス人と日本人の舌や味覚には、やはり違いがあります。日本人が好む触感や舌触り、甘さや水分量などを考えたお菓子作りを行っています」と語るのは、奥さまで店長の宮野あゆみさん。シェフをサポートしながらお店を切り盛りされています。
常連のお客さまも多いとのことで、季節感を大切に、いつでも新鮮な美味しさを感じていただけるお菓子づくりを心掛けているとのこと。
「春はイチゴや抹茶、桜をイメージしたものを。夏は桃を丸ごと使って、種をくりぬいた中にスポンジとカスタードを挟んだ贅沢なデザート “ももたろう” がお店の看板商品です。秋から冬におすすめしたいのは、お客さまの声で生まれたVSOPを使った “栗のサバラン” 。チョコレートや木の実を贅沢に使った生菓子もおすすめです。クリスマスの時期に定番となった “シュトレン” は、スパイスを調合しながら季節のフルーツを盛り込んで、春以外の季節でもお出ししているんですよ」
生菓子の定番であるプリンは、ほろ苦いカラメルと風味のよいミルク感のあるキャラメルが口の中で溶け合うやさしい味わい。イチゴのショートケーキは、しっとりとしたスポンジとイチゴの甘酸っぱさを引き立てる飽きの来ない軽い甘さの生クリームが、絶妙なハーモニーを生み出します。
これだけたくさんのお菓子を用意しても、夕方には売り切れてしまう日があるほどの人気店。ゆえに仕込みの日を作るために、現在は不定休で営業しているとのこと。「今は、ここまで足を運んでくださるお客さまにご満足いただける “おいしい” を追求する毎日です」と語る宮野店長。気軽に立ち寄れる「街のお菓子屋さん」、あなたも訪ねてみませんか。
- 店舗所在地
- 東京都国立市富士見台3-6-4
- 営業時間
- AM10:00~PM6:00
- 休業日
- 不定休
- TEL
- 042-505-8694
- ウェブサイト
- https://annu-kunitachi-sweets.com/