洋菓子と花 ドゥ ピリエ
谷保駅北口から徒歩5分。公園と商店街が隣接する場所に、2022年11月から営業する「洋菓子と花 ドゥ ピリエ」。ケーキや焼き菓子を中心とした洋菓子と、季節の花々を販売しています。
絵本に出てくるような、かわいらしい雰囲気の外観が目印です。
温かみのある店内には洋菓子、花の販売コーナーがそれぞれ用意されています。洋菓子を買う人、花を買う人、洋菓子と花を一緒に買う人など、お客さんによって目的は多様です。
ショーケースに並ぶのは、ウィーン菓子の製法をベースに作られたケーキや洋菓子。ケーキをのせた個性豊かなお皿も、おいしそうな印象を引き立てています。
オーナーでシェフパティシエの平子歓太さんは、もともとフランス料理のシェフを務めていました。そのなかでデザートを担当した際、料理を作るときとは異なる感覚がとても新鮮で、魅力に感じたそう。そこから洋菓子への関心が高まり、次第に「自分で洋菓子を作りたい」という気持ちが芽生えました。
その後、神奈川の名店「リリエンベルグ」をはじめ数々の洋菓子店で長年修業を積み、念願の店をオープン。
店の看板商品であり、ウィーン伝統の洋菓子「ザッハトルテ」はこれまでの経験を詰め込んだ自信作です。洋菓子はすべて「誰でも食べやすく、いつ食べても美味しいと感じられる」ことをテーマに、なるべくお酒を使わず、飾りすぎないことにこだわっているそう。
そのためショーケースには、ケーキのほかにシュークリームやロールケーキなど、親しみやすい洋菓子も並んでいます。
定番商品と並んで好評なのが、旬のフルーツを使った洋菓子。シーズンごとに桃やメロン、苺、栗など季節のフルーツを使ったケーキやパイなどが登場し、それを楽しみに訪れる人も多いのだとか。
「フルーツは山梨、福島などその時期ごとにおいしい産地から取り寄せています。季節ごとに変わる素材に対して、『これを使って何を作ろう』と考えるのが楽しいんです。もう少し余裕が出てきたら、今後は日替わりの洋菓子などもできたらいいなと思っています。お客様に喜んでいただけるよう、いろいろなことに挑戦していきたいです」と平子さんは話します。
そんな季節のフルーツを贅沢に生かしたジャムも人気です。火入れの時間を短くすることにより、フルーツ本来の香りとフレッシュ感を残しています。ヨーグルトやパンに塗るなど、アレンジをして食べやすい固さに調整されているため、朝食やおやつタイムのお供にぴったり。
同店のもうひとつの“柱”が、店内の一角に並ぶ花たち。花のアレンジは、妻でフローリストの亜矢子さんが担当。ウェディング装飾やフラワーショップでの経験を生かし、一人ひとりの要望に寄り添うアレンジメントを提案します。
生花は毎年9月から6月中旬頃まで販売し夏期は販売をお休みしますが、贈り物を探している人には、プリザーブドフラワーと洋菓子のギフトセットもおすすめです。日々の彩りや大切な人へのギフトに、色とりどりの花々が活躍してくれるはず。
まだまだ「洋菓子と花 ドゥ ピリエ」の歴史は始まったばかり。
「これからも季節のイベントを大切にしながら、お客様にいろんなご提案をしていきたいです」と意気込む平子さん。そんな同店では、8月いっぱいかき氷も販売しています。工夫を凝らした季節のメニューは、訪れるたびにワクワクを与えてくれるでしょう。
- 店舗所在地
- 国立市富士見台1-8-48
- 営業時間
- 11:00~18:00
- 休業日
- 火・水曜
- TEL
- 042-505-4355
- ウェブサイト
- https://les2piliers.wixsite.com/les-deux-piliers