CAFE&BAR ELK

「異国情緒ある空間で世界の料理を食べてみたい」「国立駅前でちょっと変わったランチが食べたい」「美味しいビールやお酒を楽しみたい」そんな方におススメしたいお店があります。

国立駅南口から富士見通りを徒歩5分ほど行き、公民館の手前で一本南の裏道に入り西側へ歩くと、トタン張りが印象的な建物が見えてきます。「CAFE&BAR ELK(エルク)」です。

ひっそりとしたドアを開けてみると、店内は天窓からのやわらかな光に包まれていました。

カウンターとテーブル席があり、ひとりでもグループでも過ごしやすい空間となっています。天気のいい日は窓際の席に木漏れ日が注がれます。

ランチメニューの「すしロール」は、カニカマとアボカド、ネギトロとアボカドの二種類と、ガリ、ワサビ、サラダ、ポテトフライがのっています。

カニカマとアボカドのすしロールはボリューム満点で、カニカマとアボカドのバランスが絶妙です。とびっこが散らしてあり、見た目も触感も楽しくなります。ネギトロとアボカドのすしロールは胡麻とネギとマグロとアボカドが相性抜群です。ワサビ醤油でいただくと、箸が止まらなくなります。

「ラップサンド」は「オムレツサルサ」「タコライス」「チキンシーザーサラダ」の三種類からひとつを選ぶことができます。今回は「チキンシーザーサラダ」をいただきました。やわらかなトルティーヤに包まれているチキンはジューシーながらもクセがなく、野菜とシーザードレッシングがよくなじんでいます。自家製のピクルスと交互にいただきました。こちらもすしロールと同じく、ポテトフライ、サラダが添えてあります。このポテトフライがまた揚げたてカリカリで、しあわせな気持ちになります。

夏季限定の「自家製 梅ソーダ」は濃厚な梅の果汁が口いっぱいに広がりながら、後味はさっぱりとした爽やかな一品。なんと、お店のテラス席がある庭で収穫した梅を自家製シロップにし、翌年提供するそうです。梅と砂糖と酢だけで出来ており、シンプルでありながら圧巻の味です。その年のシロップがなくなると終了なので、夏季限定だそう。もし巡り合えたらぜひ飲んでいただきたいです。

テラス席はちいさな森のようで、住宅街であることを忘れます。

梅シロップのもととなる梅の木が、力強く生えていました。

今回はご紹介できませんでしたがランチメニューでは「ナシゴレン」「チキンココナッツカレー」「タコライス」など、多国籍な料理を味わうことができます。

ディナータイムは「プティーン」というポテトフライにチーズとグレイビーソースをかけたカナダ料理も提供しているそうです。ビール、日本酒、赤ワイン、白ワイン、ハイボールなど各種揃えているので、様々な料理にどのお酒が合うか試してみると楽しそうですね。

祖父母が営んでいた畳屋を改装して2010年に開業されたお店は、地元の常連さんがいらっしゃることが多いそう。貸し切りで利用されることもあり、立食であれば15人程度まで対応できるそうです。大学やクラブ活動などの打ち上げにぴったりな空間ですので、ご予約の際は下記のTELまでお電話でお問い合わせください。

オーナーの倉野さんがカナダに住んでいた際に飲食関係で働かれていて実際に作っていたメニューも多いのだとか。店名の「ELK」もカナダの鹿の名前を意味するそうで、店内には鹿モチーフの小物たちが愛らしく飾られています。くにたちビアガーデンや国立駅前でのノミノイチなどのイベントに参加されることもあり、今後が楽しみです。

国立にいながらも外国の空気を感じられるお店で、ゆったりとしたひとときをいかがでしょうか。

ライター:佐藤依里子

基本情報

店舗所在地
国立市中1ー15ー5
営業時間
ランチ 11:30〜14:00 ディナー 17:00〜22:00
休業日
祝日・日曜日・月曜日・(火曜日はランチ休み)
TEL
042-572-0543
店舗席数
定員14名
禁煙・喫煙
喫煙スペースのみ可
ウェブサイト
https://www.instagram.com/cafebarelk