レッドバロウ駅前店
イギリス・フランスなどのアンティーク雑貨をお手頃価格で紹介するお店です。店内には、ありとあらゆるアイテムが並び目移りします。食器一つとっても種類が豊富で色々な中から選ぶ事ができ、さらにアンティークとしてはうれしいお値段の秘密は…?オーナーの結城さんのお話を聞いています。
約30年前に大学通りに「レッドバロウ大学通り店」をオープン。 オーナーは建築家で、仕事柄、インテリア・家具・照明など理想の物を探し、 「イギリスの製品が優れている」とロンドンへ行っては好きな物を好きなだけ買ってきて、 家に置ききれなくなっていました。(笑) そこで、「同じような物が好きな方もいらっしゃるかもしれない」とお店を始める事になりました。 その5~6年後には、レッドバロウ駅前店をオープンしました。
仕入先はイギリス・フランス・ベルギー・オランダ・スペイン・アメリカ等。 お客様のリクエストを聞き、商品の買い付けに行きます。 「お客様の声がこのお店を作って来て下さっている」といつも思いますね。
昔と違って、ヨーロッパやアメリカからの宅急便が確実に届くようになり、安心して仕入れすることが出来るようになりました。 以前は丸ごと1個のコンテナで、船便で荷物を運び、到着までに何ヶ月もかかる…そんな時代もあったのです。 都心部のお店よりお手頃価格にするため、日々仕入れの工夫・努力をし商品を集めています。
店内のディスプレイは各コーナーに分かれていますが、コーナー毎にファンの方がいらっしゃいます。 手作り作家の方は、パーツや素材として使う手芸用品を探しに、 なおかつ「インスピレーションを得るために」とおっしゃて下さりうれしく思います。 主婦の方は、やはりキッチン雑貨を良くご覧になりますね。
スージー・クーパーはイギリスの女流陶芸作家。アールデコの流れを汲んだ独特のデザインの食器でおなじみです。 暮らしに取り入れるならカフェオレボウルがおすすめです。
若い方はヴィンテージのお洋服のコーナーに直行する方も多いです。 フランスのプロヴァンス地方の柄のギャザースカートは人気があります。 1960~70年代のもので、日本で言うところの着物に近いかと思います。良い柄の物はすぐ売れてしまいますね…。
「レッドバロウ大学通り店」はテディベアだけを扱っており、インターネットでの販売もしています。 テディベアはそれだけで国際フォーラムや恵比寿ガーデンプレイスでフェスティバルが開催される程の市場となっており、 ドイツ・イギリスの伝統あるメーカーのものや作家さんのものが人気ですね。 「ベアの顔を見れば作家さんがわかるという」程の熱狂的なコレクターがいらっしゃるアイテムですので、 販売する側にも知識が必要です。また、常に最新の情報を仕入れ、お客様に信頼していただけるよう努力しています。 こちらの駅前店には一部のテディベアを置いています。ちなみに、この写真にはまだ半分も映っていませんが…。
最近人気のフェーブも各種入荷しています。 フランスでは、パーティなどの際に、このフェーブをパイの中に入れて焼き、 お皿に切り分けられたパイの中に入っていたら大当たり! 当たった人は金の王冠をつけ、その日一日主役として振舞う事ができます。 わざと子供にあたるようにして喜ばせるそうですよ。フランスの陶器メーカーが作るこのフェーブは様々なキャラクターや グッズのものがあり、コレクターズアイテムとして人気があります。
1930年製の純銀のブローチなど、「今実際に同じ物を作ろうしたら、絶対にこのお値段では作れない!」という技術や素材を 用いて作られている良質な物を見ていただきたいと思っています。 国立にはアンティークや雑貨に詳しい、知識を持った方が多く美的センスのレベルが高い街だと自負しています。 このお店も30年近くの長い年月を経て、お客様と一緒に時を重ねているように感じています。
アンティークのものは現代の大量生産では再現できないような昔の職人たちの技が光るものが多いので、そういったものを少しでもご紹介できるといいな、と思っています。良質なモノは心に直接響くなにかがあるので当店にいる時は、一時日常を忘れて癒されていただけるとうれしいです。
そこにあるすべての物が、一つ一つ精査されて今このお店に並んでいる事に、あらためて感動します。より質の良い商品を仕入れ、より適正な価格をつけるため、作られた国・場所、時代背景、素材、製法…様々な知識と物を見る目が必要なんですね!
- 店舗所在地
- 〒186-0004 東京都国立市中1-10-5
- 営業時間
- 12:00~19:00
- 休業日
- 水曜日
- TEL
- 042-575-7165
- ウェブサイト
- http://www.redbarrow.jp/